■ [大事なこと]やりたいこと
本日は東信の会とスカイプで繋いだ。その会では、自主的な『学び合い』受験勉強をしているその地域のトップ高校の生徒の様子を見て、コメントすることです。『学び合い』の様子を見て、質問を受けました。実に良い質問ばかりです。その中に「これから西川先生が本当にやりたいことは何か?」ときかれました。
私の返答は以下の通りです。
『君たちはどんなになれば幸せになれるの?そもそも幸せって何?おそらく、君らは何も語れない。それは君たちの責任ではないし、私もそうだった。とりあえず、中卒より高卒、高卒より大卒、同じ高校、同じ大学だったら偏差値の高い方がいい。そう思って君らは今の高校に進学し、今、受験勉強をしている。でも、「中卒より高卒、高卒より大卒、同じ高校、同じ大学だったら偏差値の高い方がいい。」というのは本当だろうか?確かに君たちが大学に入るときはそれでも良いかもしれない。しかし、君らが大学を卒業した後の世界はどうかわからない。私がこれから本当にこれからやりたいことは、子どもたちに「君たちの幸せとは何か?」と教師が問いかけ、子どもたちにじっくりと考えさせられる教育、社会をどのように実現するかなんだよ』
授業方法としかアクティブ・ラーニングをとらえられず、子どもたちの幸せを抽象的に考えるのが不易なところを守る人の現状です。それは分かる。でも、子どもの幸せをリアルに考え、リアルに自分で出来るために様々な情報を自ら収集し、考えられる教師も必要です。多くなくても良い。2割は必要です。
ある子どもは将来は教師になりたいと言いました。子どもたち全部が興味関心を持てる授業は実現できるかを聞きました。セオリー通りのことをしゃべりました。その後、「君たちが教壇に立つころには、今よりもそれがやりやすい状況をそこにいるお兄さん・お姉さん(ゼミ生たち)が実現するよ。まっててね。」と言いました。そして、そこにいるゼミ生達に結果を出すことを求めました。
私にとっては普通ですが、多くの状況では異次元の時間が流れたのだと思います。
追伸 これを読むであろうゼミ生に向けて。自分が果たすべきミッションが明らかになるにつれて、私の術中に陥るのです。それは逃げられない。大丈夫。ゼミを卒業・修了すれば、普通の世界が広がっています。でも、その世界はドンドン変わっていきます。何故ならば、あなたと同じように、あなたの後輩が変えているから。
■ [お誘い]太田の会
10月24日に群馬県太田市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kuro106ra/20150926/1443242630
■ [お誘い]仙台・東京に行きます
10月3日、4日に仙台と東京で大学院説明会があります。私が担当です。http://www.juen.ac.jp/060admissions/010graduate/010soudankai/2015-0305-1627-6.html
大学院に興味ある方、歓迎します。懇切丁寧にご説明いたします。
それと連動して、3日の夜の飲み会、4日の午前中に会を東京で開きます。どうぞおいで下さい。
■ [お誘い]越後『学び合い』の会
幸い、「アクティブ・ラーニング入門」(明治図書)、「すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング」(学陽書房)が爆発的に売れました。読者の中には「実際の『学び合い』のアクティブ・ラーニングってどんなの?」と思われている方もおられると思います。
どうぞおいで下さい。実際に見ないと分からない部分があります。
■ [大事なこと]無矛盾
ちょっと見には矛盾していることをゼミ生に求めます。一つは「日本を変えろ」で、もう一つは「家庭を持ち仲良く過ごす」ことです。しかし、私は矛盾を感じません。私の場合は互いが支え合っています。
私は「日本を変える」ことに関して家族を犠牲にするつもりは全くありません。でも、日本を変えることは出来ると思っています。それは、ごく小さいことで日本は変えられるからです。ただし、毎日やり続けること、みんなと一緒にやることと、これがポイントです。
昨日のゼミで、ゼミ生に「自分の出来ることは何か?」と聞かれました。私は情報発信することをまず求めました。ゼミ生に同級生、同僚でブログで情報発信している人が何人に一人かを聞きました。その結果、二十人に一人もしくは五十人に一人であると答えました。ということは、ブログで情報発信することは二十人、五十人分の影響力があるのです。ただし、それを読んで貰えなければなりません。読んで貰える最大のポイントは、毎日、更新するということです。これが言うは易く行うは難しです。私は、これを自分に課している。なお、このようにその時その時の自分の考えをまとめ、ブログに記録しているので、まとまった文書を書くのが容易いのです。だから3日で本1冊の原稿を書ける。というのは、そのタネとなる文章がブログ上で保存されているからです。
第二に、いっしょにやることです。人は大抵それが出来ます。ただし、ホモ・サピエンスが持っている対人能力は肉親・自分が所属している群れに対しての能力です。だから、物理的に会える距離の人との対人能力はトレーニングも意思の力もいりません。しかし、物理的に会えない人とつきあえるにはトレーニングも意思の力も必要です。何が必要か。ごく普通の誠意をやり続けることです。メールで聞かれたこと、依頼されたことに関して、無理のない範囲のことを「速やか」に対応することです。そして、遠方の人とも物理的に会う機会を設けます。
その結果として、私は47都道府県の中で「仕事をお願いできる人」が38都道府県にいます(今、指を折りながら数えました)。これは『学び合い』の同志の中ではトップだと思います。10以上の都道府県に「仕事をお願いできる人」は『学び合い』の同志の中で何人いるでしょか?拡大解釈しても5人ぐらいだと思います。私はそれが100人以上になって欲しいと思っています。
その地区の『学び合い』の会を開くのであれば、広域のネットワークは必要ではありません。しかし、今、『学び合い』は次のステージに進みつつある。例えば本にしても、様々な教科、学校段階、トピックスの本を企画するには日本中に広がるネットワークが必要です。それを持っているのがごくわずからだから、私が何でもかんでもやらねばならないのです。色々な方がそれが出来が出来るようになれば、『学び合い』本はもっと豊かに深くなると思います。それはシンポジウム・研究会も同じです。
学生には、「毎日、ブログを書き続けること」、「色々な地域の人とつきあえること」の二つをすることを勧めました。そして、「私が無理なことを言っている?」とにやりと言いました。
追伸 ま、ダイエットに関して「やり続ける」ことは出来ません。出来ていたら、スリムになっています。