■ [親ばか]可愛い
中3の息子は受験生です。夕食を食べ終わると、直ぐに問題集に取り組みます。しかし、落ち着きません。「大変だ」ということをアピールします。
そこで、「大人になりな」と諭すと、「甘えたいんだよ」と息子。そこで、ダッコして、チュチュしました。そうしたら落ち着きました。可愛いな~
■ [大事なこと]行政文書
法令の文書は明確に書かれています。同じ公文書ですが行政に関わる文章は曖昧な部分を持たせています。行政文書には政治的な妥協の産物ですから。
それ故、行政文章は世に出たとたんに政治闘争の道具となり、変質します。
最近、「アクティブ・ラーニングをやるって言っても、全部とは書いてないでしょ。」といって、今まで通りの授業の中に少し取り入れればセーフであるということを言う人や組織があることを知りました。ま、想定の範囲です。
下村大臣の諮問(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1353440.htm)を読めば、それは屁理屈であることは明白ですが、ま、確かに全部やれとは書いていません。
アクティブ・ラーニングを推進したい立場の人、それをうやむやにしたい人の両方がこれから長い政治闘争に入るのです。さて、この政治闘争においての勝負は行政文章を読み込むことが大事です。どこがポイントであるかを抑えれば、「とは書いていないでしょ」というレベルのものを潰すことは可能です。でも、もう一つあります。行政文章を生み出した上位の目的は何かを見極めることです。それに一致させる言動をする人が結局勝ちます。だから、「とは書いていないでしょ」レベルの言葉遊びで勝負する人は相手にする必要はありません。アクティブ・ラーニングは少子高齢化の日本の生き残り策なのです。今まで通りの授業では生き残れませんから。
ちなみに私が学内政治での勝率が非常に高いのは、教員養成系大学が求められていることは「大学院の定員充足」と「教員養成・再教育」であることを知っているからです。だから、「その人を目当てに大学院に入学する現職教員、学卒生が多く、後者に関して教員採用率が高い人」は学内において強いからです。少なくとも権力を持っている人は、その様な人を求めていますから。
何を言いたいか。同志の皆さん、言葉遊びの議論をする人と同次元の戦いはやめましょう。分かりたくない人に分からせることは無理です。中高の同志の方は進学実績を上げて下さい。そして、小中高の同志の方は、アクティブ・ラーニングの意味を子どもと保護者に伝えて下さい。保守的な学校・教師を変えるには外圧しかありません。
今の教育を維持することにメリットがあるのは変わりたくない教師だけなんです。今は1対10の戦いをしているかもしれません。でも、学校の外の人を巻き込めば、200対1でこちらが有利です。(日本の人口は1億3千万人で小中高の教師は70万人ですから)