■ [大事なこと]セオリー
私のゼミに所属した学生は、私の本性が授業や本で出しているものと違うことを知ります。
ただ、しばらくすると、私本性があまりにも自然なので、私が授業で出している姿を忘れてしまします。
『学び合い』は子どもを大人にする教育です。だから、大人として扱います。ただ、私は集団を管理し、個人を扱いません。その姿は、私が本で書いていることと全く別です。それは私のゼミに属して半年以上は気づきません。でも、そのうち気づきます。
『学び合い』のセオリーはシンプルで奥深い。入門者用の説明と、その先は違います。でも、その先に至るには入門段階でもがかないと、その意味が分かりません。
テクニックで入り、テクニックを捨てる。残るのはセオリー。
じゃあ、その差はどこに現れるか、それは子どもの姿です。
日本を動かすことが出来ると思い、それを実現する行動をしているかです。このレベルになると、子どものレベルでは勝負できません。子どものレベルを乗り越える教師になり、子どもの妄想を実現できなければ。教材・指導法を云々するレベルの2段階上です。
殆ど、というか全部、禅問答。
■ [大事なこと]図
私が書いていること、行っていること、それは全てとてつもなく簡単なことばかりです。公的機関が公開している情報と、少しの推論で導かれるものばかり。本を書きながら、こんな当たり前のことを書いていいのだろうか、と思うこともあります。でも、その当たり前のことをみんなが理解していないことにビックリします。それも、それを専門としている方も。
なぜだろう、と思います。
おそらく、今の社会をベースにして物事を考えているので、無意識に得られる情報を無視したり、変質させているのだと思います。
ようは日本がアメリカ化しているのです。しかし、少子高齢化社会をドメスティックでローカルな社会で乗り切れば、アメリカを凌駕する国になれます。
■ [大事なこと]教職
これからの移行期間、もしかしたら教員という職業が一番の選択肢になるかもしれないと思います。もちろん、これから急激に採用は厳しくなることを理解した上で。
理由はこれからの雇用社会について行けない人が大部分です。今後の社会で旧雇用習慣が残るのは公務員で、その際たるものが教員だから。本当は有期雇用の中で生きられる人が増えるべきですが、しばらくかかるでしょう。
教員がグローバルな知識・技能(つまり、直ぐにネット上の教材に置き換えられる知識・技能)ではなく、ドメスティックな知識・技能(子ども、子ども集団の知識、そして信頼)で勝負するならば、外国人、人工知能、ロボットと競合しない。
医学部並みの偏差値になっちゃたりして。(需要と供給の関係で医学部の偏差値は下がると私は思っています)