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2015-12-14

[]エビデンス 21:46 エビデンス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - エビデンス - 西川純のメモ エビデンス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2020年激変する大学受験!(http://goo.gl/6WB6tK)で書いたことが、だんだんまり始めていますね。おそらく、最後まで認めないのは大学高校でしょう。なぜなら、自分が変わらなければならないから企業が求める人材を育てられないと非正規雇用になる現実。でも、それを実現するには大学入学前の高校教育人生ストーリーを持てるように育てなければ。http://toyokeizai.net/articles/-/96021

 人から宇宙人とか、先を見ているとか言われます。違います。私は今を見ているのです。ただ、多くの教師は「今」を知らないだけです。

[]支え合う 21:46 支え合う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 支え合う - 西川純のメモ 支え合う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々の時代は一生涯独身でも生きられる時代です。でも子ども達の時代は違う。子ども達の半数は年収170万円以下になります。これで生きて行くには結婚して夫婦共稼ぎしかありません。しかし、その中で子育てをするならば、両親の協力が必要です。夫婦両方のジジババの協力を得るには、両方とも近くに住んでいなければなりません。そのためには、伴侶の候補者義務教育で見付けなければなりません。

 これは笑い話ではなく、公的機関の長年公表している統計データから導かれる未来です。

[]幹事 07:01 幹事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幹事 - 西川純のメモ 幹事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院時代、私は飲み会幹事をいっぱいしました。自分で言うのも何ですが、名幹事です。なにしろ他の研究室の人から「○○先生ゼミ飲み会に関して、お前に幹事を頼めと言っているんだ」と言われるほどです。ということで複数の他の研究室幹事「も」勤めました。

 飲み会社会での仕事の縮図です。身近な人とチョコチョコッとやる仕事でしたら何とでもなりますしかし、普段会わない人(大学院生場合活動時間が違います)がいると直接会うことが出来ません。一人一人の人には都合があります。その都合に合わせると、他の人の都合に合わなくなる。それを調整しなければなりません。そして、関わる人が多くなると幾何級数的に複雑になります。全員が会えるならば、意志決定は簡単です。会えないとなると、各人がバラバラになります。常に全員の合意があったときに次の段階に進めますレスポンスの遅い学生や、そもそもレスポンス必要であることを認識していない学生もいます。その人には督促が必要になります。その様な人のために数日遅れます。そして、決定のプロセスが複雑だと蓄積して数週間レベルになります。でも仕方がありません。一人一人は全体像が分かっていないのですから

 これを乗り越えるためのポイントは二つです。

 第一に、その様なことがあることを前提に時間的な余裕を持って動き始めること。そして、デットラインを決めること。

 第二に、各メンバー意志決定の幅を狭め整理すること。ゼミ飲み会場合は、そのゼミ指導教員律速になります。それを理解しなければなりません。

 大学教員になってから、私並の幹事を勤められる学卒大学院生学部生は一人もいません。なにしろ、私にゼミ飲み会の連絡を忘れることもあるぐらいですから。私が幹事を務めた研究室教員並みに私が我が儘になれば、彼らの成長できるでしょうが、その様な教員が影で何と言われるかを知っているのでそうしません。今週末にゼミ飲み会があります。お手並み拝見です。

 幹事を務めれば、仕事全体像想像して行動することが出来ます。つまり社会仕事の出来る人間になれます。だから学生時代幹事をすることを学生には勧めます