■ [大事なこと]良い方法

人は救われたい。
でも、本当に救われるには、人を救うしかない。自分が救った人によって、自分が救われるから。私は多くの人に救ってもらいました。
これが難しい。
闇に沈むと、それが分からないのがよく分かる。
でも、それでは絶対に救われないのに。
でも、分からない人がいる。
相田みつをの詩がそれを示しています。
『くるしいことだってあるさ 人間だもの
まようときだってあるさ 凡夫だもの
あやまちだってあるよ おれだもの』
人間というものは、そういうものです。
それで終わるのが大部分。
でも、そのレベルの人が100人、1000人、10000人集まっても進歩はない。
だから、2割の人は、伝えること、救うことのメリットを理解して欲しい。
『学び合い』の授業で子ども達に語っていることを、自分に課せばいいだけのこと。
『学び合い』は授業方法ではありません。
効率の良い、生き方なのです。
と、納得しているので、私は毎日、それを少しずつやっています。
私の所には日本中から相談メールが来ます。
ちゃんと対応します。全てに。
願わくば、5人に一人。
分かって欲しい。
■ [大事なこと]生き残る

本日は玉川大学で臨床教科教育学会が開かれました。『学び合い』の仲間も多数参加していただけました。
懇親会では学会長として以下の話をして、乾杯をしました。
今、大学、特に教員養成系大学の置かれる状況は厳しく、教育研究は危機的な状況です。
第一に、十八才人口が減少し、大学はどんどん潰れる時代です。
第二に、大学院設置の基準が変わったため、教員養成系大学で必要な教員数が少なくなりました。
第三に、免許法が変わり、教科科目と教職科目との境目がなくなります。つまり、教員養成系大学の大部分を占める教科専門の人が、教職科目に流れる可能性があります。
一つでもおおごとなのに、三つ同時に来ました。おそらく、明治の学校制度が発足した時に準じる激変です。おそらく、教育研究者の多くが職を失い、学問の学統が途絶える可能性があります。
厳しい時代です。でも、見方を変えましょう。
1億6千万年の間、恐竜は地球を支配していました。しかし、6500万年前に隕石が地球に落ち絶滅しました。恐竜以外の生物も多くは絶滅しました。しかし、生き残った生物もいます。その一つが我々ほ乳類の先祖だったのです。それらは恐竜が絶滅したが故に繁栄し、今の我々がいます。
私はここに予言します。これからの厳しい時代を生き残る教育研究は、子どもを徹底的に観察し、そのデータに基づく研究を深められる我々であると。
厳しい時代を生き残り、繁栄しましょう!乾杯!