■ [お誘い] アクティブ・ラーニング時代の教室ルールづくり入門
私の大学院出て、暴走族、暴走族OBが一杯いる定時制高校で物理教師として採用されました。おそらく、普通の教師が一生涯経験できないことを短期間で学べました。その中の一つは、子どもを一人の人として扱うべきであることです。それを守らないと手痛いしっぺ返しを受けることです。それは身にしみています。
私は多くの学校に入ります。そして暴力団みたいに子どもを威嚇する中学校教師が多いことを知っています。
危ういなと思います。子どもを大人として接すれば、子どもの中には大人の行動をする子は必ずいます。その子を動かせば集団は変わります。
追伸 いつもながら発売直後は、アマゾンよりお手近な書店をおすすめします。
■ [大事なこと]学校
ウルウルしています。
個人としてではなく、学校として成立させていることにビックリしています。おそらく、個人として実践している方はおられるだろう。しかし、学校として出来るのとは次元が違う。
でも、実は全ての学校で備えなければならないものは何かを示しているように思います。
我々は全て老化という進行性の難病にかかっており、死は免れないのですから。
■ [大事なこと]実務家教員
今後の教員養成系学部・大学院では実務家教員が必要とされます。ただし、どんな条件を満たす必要があるかはご存じないと思います。ですので、お教えします。
1)実務経験
実務家教員なのですから実務経験が必要です。基準としては二十年以上の経験が必要です。ただし、数年程度少ないならばセーフです。
2)業績
大学は学術の世界です。学術での業績がないと評価されません。どのようなものが評価されるかと言えば、日本学術団体に登録した学会の発行する学会誌に掲載された論文によって評価されます。それも、査読制度と言って、一定の審査制度が整っていないものはアウトです。
教師用図書、教師用雑誌は評価の対象とならないと考えた方がいいでしょう。大学は学術の世界なのです。また、国体何位、とか、コンクール何位も評価とならないと考えた方がいいでしょう。ペーパーにならないものは評価になりません。(授業担当に関する文科省での審査の対象外になります)
なお、学術研究の業績が高い場合は5年間の現場経験があれば実務家教員として評価されます。
3)年齢
年齢は40代がベストです。
先に述べたように、現場経験が二十年程度なのですから最短で40歳です。ただし、学術業績が有る場合は三十代でも可能です。
大学は五十代が団子状態なのです。だから、新規採用するならば、それよりも年齢の若い世代か、退職校長の年代を取ることになります。
4)指導教員
大学の世界には入れるか否か、これは本人の実力が第一です。業績のない人間は入れないし、苦労します。具体的には定年まで准教授か、定年の前年に教授に昇任(ポツダム教授)ということになります。
大学の入りやすさを決定するのは、どの人のゼミに入るかによって決まります。学会に影響力のある人、面倒見のいい人は、それほど多くはありません。調べるのは簡単です。その人が大学教員を育てたことがあるか否かで分かります。
5)アドバイス
大学教員はいいところもありますが、ものすごく大変です。合わない人には合いません。そして、正式に就職出来ないならば、博士出身者の生活はものすごく厳しいものです。そして、大学の環境は今後悪化します。少なくとも我が子には勧めません。
追伸 私はもう十分の人数の大学教員を育てましたので、今後は育てるつもりはありません。ものすごく大変ですから。