■ [嬉しい]サバイバル・アクティブ・ラーニング入門

1月28日にサバイバル・アクティブ・ラーニング入門が出版されました。
2月2日に2刷決定。
■ [嬉しい]合格

私の所に面談希望した生徒(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160210/1455095644)が合格しました。大学や学部ではなく、研究室レベルのものが見える生徒なのですから、当然とも言えます。目出度い。
■ [大事なこと]英会話能力

英語の能力が4技能に大きくシフトしています。4技能を持つ英語教師が多くないことに嫌気をさして、外部資格によって代替えしようとしています。
でも、私はその先があると考えています。
今後、人工知能の発達によって機械翻訳は飛躍的に進むでしょう。SFの世界のような会話装置も可能になるでしょう。そのような時代においては4技能自体にそれほどの価値は無くなります。その様な時代においての英会話能力とは何でしょう?
例えば、ネイティブ5人と日本人5人がチームになって、何かの課題をやり遂げるのです。その過程を評価します。評価観点は、「いっしょに仕事をしたいか?」という観点です。
もっと簡単な方法があります。大学教員の公募の際、「自分自身の能力を説明できる人を二人あげて下さい」と公募書類に書かせる場合があります。それと似たようなものです。「あなたの人物を説明できるネイティブを二人あげて下さい。その人物との関係を説明し、それを証明するエビデンスを添付して下さい」というものです。
こんなものを求める大学が生まれてくると、英語教育は劇的に変化することになるでしょう。4技能の比では無い劇的変化。
京都大学の特色入試、東京大学の推薦入試あたりでは直ぐにでもありそうですね。
追伸 色々な人から、「西川先生は何でそんなことを思いつくのですか?」と聞かれます。理由は簡単です。もともとの出発点が違うからです。多くの人は目の前の子どもを一年後にどのように育てるかを考えています。私は子どもが一生涯幸せに生きるためには何が必要なのかを考えます。「これこれの能力があれば大丈夫」なんていう能力は殆どありません。それに最も近いのは「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決する能力」(学校観)だと確信しています。