■ [大事なこと]四書五経

皆さん知っていましたか?ある県が教員採用試験の1割程度を四書五経から出すことを決めたのです。ビックリしました。
さて、皆さんは、どう思いましたか?
もちろん、嘘です。
学生さんは教員採用試験の勉強中です。ある学生さんの問題集を見て脱力しました。ピアジェの心理理論がいまだに問題に出ているのです。その理論は1930年代から40年代にはもてはやされました。ところ、1950年代には様々な反証データが現れ、1960年代においては不備があることは一般に認識されるようになったので学術論文としては成り立たなくなってしまったのです。
それから半世紀以上立っているのに、それが問題に出されている。おそらく、四書五経を出すほうが遙かにましです。その一方、その後の代表的な考え方は出題されていません。まさに三十年前から(おそらくその前から)フリーズ状態です。
理由は、誰からも文句を言われないためです。
一番文句を言われない方法は、直近5年を過ぎた過去問から出すことです。
研究者として断言します。あの問題程度のピアジェ理論の知識は教師になってから絶対に、全く、完全に役に立ちません。いや、有害です。
■ [お誘い]『学び合い』道徳授業プラン

イジメがいけないことを知らない子どもがいると思いますか?いません。でも、イジメはなくなりません。分かっていても行動に結びつかない。だから、副読本を読んだり、モラルジレンマを体験しても行動は変わりません。行動が変わるためには、「みんながそう行動している」と分からなければならないのです。だから、行動変容を願うなら『学び合い』しか無いと思っています。
「アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン」(明治図書)を出しました。
■ [お誘い]社会科『学び合い』

アクティブ・ラーニングを実践する際、学校段階、教科の特徴の違いがあります。そのかゆいところに手が届く本が出ました。指導法、評価法、年間の代表的な課題例を総合的にまとめています。まずやってみましょう!
「すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 中学社会」
「すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校地歴公民」