■ [嬉しい]あと6県

昨日、三重の津で『学び合い』によるアクティブ・ラーニングの話しをする機会を得ました。『学び合い』関係で三重で講演するのは初めてです。
今までに『学び合い』関係で呼ばれていない都道府県は、岩手、茨城、愛媛、徳島、熊本、鹿児島の6県だけになりました。
■ [大事なこと]ネットワーク

最近、「大学選びのポイントは何か?」という記事がネットで流れていました。興味を持って読み始めました。そして、脱力しました。大学教員同士が「あそこはダメだよね~。だっって・・・」レベルの内容です。記事の執筆者を見ましたらそれが個人レベルの記事ではなく、ネットニュース専門サイトに流れていることに驚きます。
私の専門は教科教育学を臨床的に分析する臨床教科教育学です。受験の専門家ではありません。その私が「受験の経済学」という本を出しました。そうです。私は受験を専門とする研究者ではありません。しかし、実証的研究の研究者として、本の内容に関しては出来るだけ具体的なデータをあたり、それを確認して書きました。幸い、「学歴の経済学」は売れています。何故でしょうか?理由は大学院教員同士の愚痴レベルのニュースがネットニュースのサイトで流れるレベルが現状なのですから。
以前、ゼミ生に「学歴の経済学」に関連して、「何で先生はあの情報を得たのですか?」と聞かれました。私は「情報としては公開されている情報で誰でも手に入る情報だ。でも、どの情報が大事であるかを知らない人が大部分だよ。じゃあ、私はどれが大事であると分かったか?おおよそ二つの理由がある。第一は、今後の社会はどうなるかという枠組みがあるから。これはそのレベルのことが書いてある本を何十年も読み続けているからだと思うよ。そのレベルのことをちゃんと応えている本は少ない。だから、それらを見いだすには、膨大に読み、圧倒的大部分を捨てる過程が必要。もう一つある、その枠組みを具現化するためには、実証的なデータが必要。それがどこにあるかを知る必要がある。それを私が得られるのは良き情報源を持っているから。人との繋がりは質の高い情報を得る最高のツールだよ。」と応えました。
おそらく、大学教員同士の愚痴レベルの記事を書いた方は、大学教員以外のネットワークを持たないのでしょう。それでは愚痴レベルの以上の記事が書けるわけもありません。
■ [嬉しい]管理職

昨日は京都の小学校で講演し、夜は本日の講演の主催者の方々と呑み会をしました。(ゼミ生の諸君、私はノンアルですよ)
両方ともホーム感満載です。
何故か?
読んだ方の管理職が私の本を読んで勉強していたからです。
大枚のお金を出して私を講演会に呼ぼうとするところは、私の本を読んでいる方がいます。当然です。多くは研究主任レベル、指導主事の実務最前線の方です。
その方々の上司の方の多くは、「あなたが良いというのだったら、私は良いよ」という方々です。しかし、その中でも大枚の予算をかけるのならば、私も学ぼうという管理職もいます。これは希です。両方とも本を読まれていた。だから、話はいきなりレベルを高められます。昨日の二つは両方ともそうでした。一日に二カ所でそのような管理職に出会えてとても嬉しかった。
5557