■ [大事なこと]分離

成績上位者の中学校卒業生を3年間全日で教える予備校が生まれ、その学校が東大生を量産したら。学習指導要領の意味が問われるでしょうね。そして、いわゆる進学校の意味も問われるでしょう。
ま、妄想です。
■ [大事なこと]新たな予備校

『学び合い』を研究すると今の授業には無駄が多いことが分かります。特に、成績上位者にとっては無駄だらけです。ですので、成績上位者の中学校卒業生を3年間全日で教える予備校が生まれたらと想像するのです。そして、受験勉強に専念するのです。おそらく、高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)は楽々クリアーするでしょう。
高校でなければ学習指導要領の縛りから自由になります。ありとあらゆる行事、保健体育、芸能、家庭、その他の時間をすべて受験勉強に費やせるのです。
なんで、そんなこと思いつかないのかな?いや、すでにあるのかな?
■ [お誘い]中学英語

お待たせしました。中学英語の本が出ます。8月11日発売です。お近くの書店で注文することが一番早く手に入る方法です。お誘いします。
「すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 中学英語」(学陽書房)
■ [うれしい]友達

同志が以下をアップしました。
我々は急がなければなりません。
【友達ができました】
今週の25日と28日に個人懇談がありました。クラスのほとんどの保護者と話をしました。
以下ある男の子のお母さんとのやりとりです。
母「子どもが落ち着きました。表情が全然違って家でよく笑ってます。勉強を一生懸命にしています。よく学校のことを話してくれます」
母「3、4年生の時はトラブル続きで、よく学校に呼び出されていました。発達障害ではないかといわれショックでした。どうしたらいいか分からず悩む日々が続いて、体調を崩すこともありました。」
※その当時、学校からの度重なる連絡に対して攻撃的になったり、
急に自虐的になったり、無視をしていたりしたそうです。(当時を知る保健室の先生より)
母「5年生はあまり連絡が来ませんでした。落ち着いたのかなと思いました。でも子ども自身は元気がないというか、ふさぎ込んでいる感じでした」
※当時は3、4年に引き続きトラブル続きで、多くの先生が関わって指導をいたそうです。担任の先生は、あまりにその子のトラブルが多いので、全部報告できなかったそうです。
私から1学期の彼の様子を話しました。
「ぼくはみんなに嫌われています」と話したこと。
5年生から根強く残る憎しみに近い関係があったこと。
『学び合い』の中で彼が少しずつ、周りと関係を作るようになったこと。
「○○って呼んでください」と自分からあだ名を言ったこと。
少しずつ、彼を認め、彼をフォローする雰囲気がクラスにできていったこと。
彼の言動に周りが笑ってくれるようになったこと。
話しながら、お母さんが涙を流していることにきづきました。
「もっと早くに『学び合い』に出会っていたらよかったのに」
お母さんはそう一言いいました。
長年親子で悩んできたんだろうな、と思いました。
おそらく多く先生が彼にかかわってきたと思います。
担任をしてきた先生たちもトラブル続きの彼に対して、様々な手立てをとってきたと思います。先生たちを非難するつもりはありません。でも彼はトラブルを起こしては周りから責め立てられ、繰り返される否定的な感情から、自尊感情を全く持てなかったようです。
そして、私が担任をすることになり、『学び合い』を通して彼は変わりました。いやむしろ、彼の周りの子たちの方が変わりました。彼のことを認めるようになりました。
確かに彼は対人関係に難ありです。トラブルを引き起こしやすい要素を持っています。でもそれが「発達障害」なのだろうか、私には分かりません。むしろ、周りの環境が彼をそうさせてきたのではないかと思います。
彼は1学期の終わりに私にこう言いました。
「先生、友達ができました」
とてもニコニコしていました。
「おおー。誰だよ」と声をかけた私は思わず涙が出そうでした。