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2016-08-04

[]終身雇用 22:21 終身雇用 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 終身雇用 - 西川純のメモ 終身雇用 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世耕大臣が「新卒一括採用」を見直すと発言したらしい(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621651000.html)。その言葉の意味は日本以外の雇用形態を理解できない人には意味が分からないだろう。簡単に言えば、いつでも採用でき、逆に言えば、いつでもクビに出来る社会にするということ。つまり、終身雇用をやめるということ。仕方がありません。もともと終身雇用はずっと1950年代から平成までの、好景気つづきの日本だけの雇用形態だから。そんなこと続けられる余裕は日本にはありません。

 日本はどんどんアメリカ化するのでしょうね。大学教員もアメリカの大学教員のように、定年がないが、終身雇用ではなくなるようになるのでしょう。

[]学力向上 21:48 学力向上 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学力向上 - 西川純のメモ 学力向上 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学力向上のポイントは、上げたい学力は何かをハッキリさせることです。学力は定義不可能の言葉です。操作的に定義する必要があります。例えば、全国学力テストの点数、都道府県教育委員会作成テストの点数、日常のテストの点数、これらで示される学力は別です。さらに言えば、「深い読み」、「深い社会認識」、「科学的概念の形成」形成なども定義不能な言葉であり、それは一人一人の教師・研究者が違った意味で使います。さらに言えば、その一人一人が、その場その場で違った意味で使います。こんな状態で学力が上がるわけはありません。だって、上げたいものが何であるかをわからずに、上げようとしているのですから。

 だから、学力向上のポイントは、上げたい学力は何かをハッキリさせることです。何のことはありません。全国学力テストの点数の高いところは、それを理解し、それをしっかりやっているところです。

 『学び合い』はシンプルな理論と実践です。だから、シンプルに学力向上のテクニックをまとめることが出来ます。「簡単で確実に伸びる学力向上テクニック入門」(http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20150096)をご覧ください。読めば、脱力するほど簡単なノウハウが書かれています。ただし、それを徹底する覚悟を持てるかは人それぞれです。ただ、その覚悟のない人に言いたい。「じゃ、あなたの学力を明確に定義してください」と。そして、それが出来ない人には「あなたの自己満足に子どもをつきあわせないでください」と。

[]ぐんたまの会 21:30 ぐんたまの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ぐんたまの会 - 西川純のメモ ぐんたまの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主催者のご案内は以下の通りです。

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第21回『学び合い』ぐんたまの会

日時:平成28年8月27日(土)15時~

場所:本庄市児玉公民館 和室

住所:埼玉県本庄市児玉町八幡山368番地

今回は、少し動きをつけた会を考えています。

また、追って告知をしようかと思っています。

お茶菓子の持参大歓迎です。お願いします。

[]主導権 21:27 主導権 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 主導権 - 西川純のメモ 主導権 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 社会と学校(理工系大学以外)の関係は独立していた。社会は3Rs以外に学習内容に期待していなかった。それは10年以上前の経済・産業界の要望書を読めば明らかです。だから学校では学校の外では通じない「科学的概念の形成」、「深い読み」、「数的理解」のように定義不可能な言葉を駆使していた。

 ところが社会が社会で必要なことを学校に求めるようになった。そして、それに対応しない子どもを雇用しない。学校は企業の予備校ではないと言う。しかし、子どもの保護者もそれを第一の目的としている人が大部分。そのため、学校は一気に主導権を奪われた。

 これから淘汰の時代に入る。それは公立学校も同じ。もちろん教師も。主たる有権者の高齢者は教育よりも自らの福祉を重視することを求めるから、学校に回る予算は削られる。それは、今、一斉に小規模校が統合されている流れに象徴されています。

 早く学校は主導権を回復しなければ。そのためには、社会、即ち経済・産業界の要望に応え、子どもや保護者の要望に応えねばならない。それを満たした学校・人が条件闘争が出来ます。そのことに早く気づいて欲しい。

追伸 『学び合い』の願いはテストの点数を上げることではありません。しかし、それを実現しなければ、その先には進めない。だから、それに対する万全のノウハウを確立したのです。

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