■ [大事なこと]方法
ダーウィンの適者生存という言葉から、強者/弱者があるという誤解は、古くからあるものです。本当は、生き残ったものが結果的に適者であるのです。その時点での強者とは限りません。そして、ある時点の適者が、次の適者とは限りません。
方法も同じです。
どうも最善の方法があると思っている方が多い。というより、99.99%以上でしょう。
最善の方法は、「みんな」で「多様」な方法を「柔軟」にやり「続ける」ことです。
というと、「『学び合い』だけではなく、今までの方法を併用すべきということですよね?」と聞く方がいます。ま、『学び合い』を方法としてとらえる方はそうでしょう。誤解です。『学び合い』は学び合うことを子どもに求めていません。方法は何も求めていません。求めるのは全員達成です。それを求めることは自分に得であることを語るのです。そうすれば、子ども「たち」は「みんな」で「多様」な方法を「柔軟」にやり「続ける」ことを選択します。
このことを理解し、子どもに求めている人も、自分に関しては最善の方法があると思い込んでしまうことがあります。「私」もです。だから、この罠に陥らないように注意しています。
■ [大事なこと]妄想
日本が豊かになるために、何が必要だろう?
スーパーグローバル大学がアイビーリーグ化し、ノーベル賞級の発見をする人を輩出し、新産業を起こす。これも大事。
これを実現するには、大学教育をコマコマいじくるより義務教育段階を変えねば。すべての子どもがすべてを学ぶというモデルを捨てて、ギフテッドの子どもは早期にその才能を伸ばすべきだ。そのためには単線型の教育システムには無理がある。
圧倒的大多数の人の収入は少なくなるだろう。その中で豊かになるには、無意味な支出を減じ、無料の喜びを生み出すこと。前者の代表は無意味な進学熱を沈静させる。後者は、人と人とのつながりを生み出す。
金持ちは何十万円のロマネコンティを飲む。しかし、最終的には小便になるのは500円のワインと同じ。どれほどの人がロマネコンティの価値を分かるのだろうか?もし、一般大衆がロマネコンティを飲むことを、純金の便器を買うのと同じぐらい馬鹿馬鹿しい成金趣味と思ったら、それでもロマネコンティを飲み続ける人がいるのだろうか?
もし、一般大衆が「今の時代の印刷技術だったら、素人にはゴッホの写真と本物との違いは分からない。それなのに何十億もお金をかけるなんて馬鹿馬鹿しいと思って、せせら笑うようになれば、それを買う人がどれほどいるだろうか?
そのような時代にお金持ちは貯め込んだお金を何に使うのだろうか?はき出すことによって他者から尊敬と感謝をえることについやすのではないか?
資本主義において大衆は弱い。しかし、資本家がかき集めるのはお金ぐらい。しかし、そのお金の価値を決めているのは大衆。そんな時代に日本はすでに入っているのではないか?
それが私のイメージ。そのイメージに従って、本を書き、講演をして、その他色々なことをしています。
猛暑の中、ぼっーっとしながら、そんなことを考えています。