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2016-08-10

[]説明文 22:18 説明文 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 説明文 - 西川純のメモ 説明文 - 西川純のメモ のブックマークコメント

9月に話す講演の説明文を書いて欲しいと頼まれました。

以下の通りです。

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アクティブ・ラーニングって何?

 2年前に突然現れた「アクティブ・ラーニング」という言葉。「義務教育には関係ない」、「今までのグルーブ学習や総合学習や特活でやっていたことと同じ(もしくは延長上)」ということが言われています。そして「だから大丈夫」と思っている人が多いと思います。しかし、「そう思いたいけど、そんなことぐらいで大騒ぎするわけ無いよな」と思う人がいます。正解です!

 教育村・学校村の中に留まっている限りは、真のアクティブ・ラーニングの意味を理解できません。もし、義務教育の教師がそれを理解できないならば、皆さんの教え子、我が子の将来は大変暗いものです。

 大げさに見えるでしょう。大げさか、どうかをお話しします。

[]喧嘩の仕方 20:37 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 若い人のために、定期的にアップすることを再度、アップします。

 私はかなり過激なことを書いていると思います。が、私の過去の投稿を精査してください。個人特定できる相手に対する非難は殆ど無いと思います。理由は『学び合い』のセオリー通りに行動しているからです。

 つまり、自分が動かせない2割を動かそうとしない。その代わりに自分が動かせる2割を動かすことに力を注ぎます。それさえ成功すれば、中間層の6割が動きます。

 どうしても許せず、つぶすべき相手がいた場合は、数年かけて準備します。それだけ長く準備し、行動し続けられるのは感情で許せないのではなく、理論的に許せないからです。過去につぶした相手はいます。ただし、その人は私が攻撃したことを、そもそも潰されたという意識すらないでしょう。ま、それ以上に多いのは、数年の準備と行動の結果として、歯牙にかけるほども無い相手になることです。こちらが強くなればいい。

 若い方へ。

 本当に許せない相手ならば、相手にさとられてはいけません。そして、より強くならねばなりません。その方法は、良質なネットワークを持つことです。そのためには高い志が必要です。それを本気で信じられなくとも、それを掲げ、自らの行動をそれに矛盾無いようにすることは「得」です。そのうちに内在化し、身体化します。

[]記録 08:45 記録 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 記録 - 西川純のメモ 記録 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校への電話を統一して、それ以外は受けないというルールを徹底している学校はあると思います。それを一歩進めて、その電話の会話内容を全て記録するのです。もちろん、「この電話は学校サービス向上のために・・・・」という自動録音をするのです。もちろん、こうすれば保護者側も記録をとる人もいるでしょう。それでいいと思います。そして、面談においては、全ての音声記録(出来れば映像記録)をとります。

 私の勤めた高校はかなり問題のある家庭、問題のある保護者がいました。先輩教師からは、身を守るために全ての記録を残すようにアドバイスを受けました。ただし、メモ程度ですが。今の時間は便利なツールがあります。それを使うことです。

 ただ、私の真意は記録を持ち出して戦うことではありません(まあ、当初はそういう事例もあるかもしれません)。私の真意は、こうすれば、かける側も、かけられる側も抑制が効くと思います。記録されて困ることを言わない、聞かない。これが公的機関における公務員(もちろん私立もです)がすべきものと思います。それを踏み出せば、いい方向に進む場合もあれば、悪い方向に進む場合もある。そして、中長期の場合は、確実に、教師の生活をむしばんでしまいます。