■ [大事なこと]糖質ダイエット

糖質ダイエットの本を読んでいます。もちろん、ネットでも情報収集しています。非常に面白い。何が面白いかといえば、「私の本を読んでいる人は、こんな風に読んでいるな~」っと分かるからです。
大学で生物を専攻している者としては、書いてあることは理屈が通っています。また、意見は対立するものの、海外の公的機関がそこに書かれていることの基礎を保証していることも分かります。少なくとも、今までダイエットで信じていたことには、積極的に正しいということを示す根拠がないことも分かります。
完全理解するにはいくつかのパーツがかけています(具体的には、過剰摂取した脂肪・タンパク質の排出の仕組みなど)。しかし、極端にならない限り、炭水化物の量を相対的に減らし、野菜・肉・乳製品の量を相対的に増やすことにデメリットを見いだすことは出来ません。
と頭では分かっているのですが、信じ切れないのです。
体の脂肪が食べ物の脂肪がそのまま体につくのではなく、栄養が吸収・合成された中性脂肪由来で、それが体につくのは血糖値によること。さらに、脂肪は食べたもの全てが吸収されるわけではなく、上限がある。従って、炭水化物を制限すれば、脂肪はそれほど怖いものではない。と理解しても、今まで信じ込んでいた「脂肪・カロリー=悪」のイメージは払拭できないのです。
そこで「極端にならない限り、炭水化物の量を相対的に減らし、野菜・肉・乳製品の量を相対的に増やす」はありかなと考え始めています。
さて、今の私の状態は、私の本を読んでいる人と同じだと感じるのです。
読んで、理屈を理解しても、どこかに穴があるのではないかと探します。そして、穴がないことに当惑します。(私のほんの場合は、難しげな言葉が殆どなく、全て、当たり前のことばかりで書いているのでごまかしようがありません。それ故に当惑は大きいと思います)
そこで、「そんな馬鹿な~」と思う人が多いでしょう。でも、現状に不満がある人は信じようとします。とりあえず、やって損はないレベルを試します。私だったら「極端にならない限り、炭水化物の量を相対的に減らし、野菜・肉・乳製品の量を相対的に増やす」はありかなと考え始めると同じように、週イチで始めようとすることに対応します。
そして、私が糖質ダイエットはありだと考えたのは、本からではありません。身近な人からの口コミです。私の場合は糖質ダイエットを経験した人と話してみて、そうなんだな~っと思い始めたのです。そして、それから本を読み始めたのです。
私は多くの本を出しています。しかし、それが直接影響出来るのはイノベーターの人です。つまり30人に一人に過ぎません。糖質ダイエットにおける私はアーリーアダプターです。私のような人は、口コミが有効です。つまり、情報発信をしてください。私は多数の人にメッセージを伝えられます。しかし、それに応えてもらえるのは30人に一人なのです。一方、多くの人は私ほど多くの人に情報を伝えられないかもしれません。しかし、その人を知っている人に対しては、イノベーターの4倍いるアーリーアダプターに伝えられる力を持っています。私に糖質ダイエットの可能性を教えてくれた友人のように。
2927