
■ [嬉しい]完成

ついに教科別『学び合い』シリーズの5教科分の完成です。
おしかりを覚悟で申します。
同じ、セオリー、同じ、方法論で、全教科でアクティブ・ラーニングを実践できることを示しているのは『学び合い』のみだと思います。
教科の壁が高い中等教育で、それを乗り越え学校としてアクティブ・ラーニングに取り組むには、上記は必須事項だと思います。
お近くの書店でどうぞ。「直ぐ実践できる、アクティブ・ラーニング中学国語」(学陽書房)
■ [大事なこと]そもそも

挑発的なことを書きます。ご容赦を。
『学び合い』は色々と疑問を持たれたり、批判を受けたりします。でも、そもそも今の授業にどれほどの命脈があるか考えて下さい。
わかりやすい例を一つあげましょう。
今、ネット上に授業映像が無料でアップしています。
学校の授業はそれに勝る点があるでしょうか?
私にはそれほど無いように思えます。ネット授業の利点は以下の通りです。順不同です。
ネットにアップされている授業は平均的な教師より質が高い。中にはチームで吟味し、何度も取り直し、編集しています。
分からないところで一時ストップしたり、巻き戻したりすることが出来ます。分からなければ何度でも繰り返し聞けます。
ネット上には何種類もの授業がアップされています。今後はもっと増えるでしょう。子どもが選択できるのです。
さて、現状の授業に上記に勝る点はあるでしょうか?
今の授業には殆ど双方向の場面がありません。双方向の部分があっても、それが意味あるのは子ども達のごく一部です。例えば、成績上位層と教師の会話を理解できない子どもは少なくありません。
子どもとの人間関係があることが有効である場面はあるでしょう。
では、板書発問で忙しい教師がその強みを出せるのと、子ども達が自由にそのような映像を利用している状態でフリーになった教師がその強みを活かせるのと、どちらの方が効果的ですか?
『学び合い』だったら、子ども達がその授業を見ながら話し合って学びます。教師は、クラス全員が学びに向かっているかを見取り、部活の練習で教師が語っているような言葉がけをします。
今の授業は、本が高価で、コピーがなく、塾予備校が発達しない状態で、一人の教師が数十人教えるというホモサピエンスの歴史の中で希なあだ花です。だから、条件がそろったならば消滅する運命です。
ネットを利用したツールがいくら発達しても『学び合い』は困りません。それをツールとして使うだけです。ところが、ネット上に無料にあるツールと背比べしているような現状の授業には命脈はありません。今の授業の成長の余地は少ないですが、ネット上のサービスの成長の余地は遙かにあります。なにしろ、人件費という制限がないのですから。
『学び合い』を批判する暇なんて有るのでしょうか?
追伸 仮に、成績上位層の子どもと保護者が、授業中にネットを使わせて欲しいと礼儀正しく申し入れたらどうします?おそらく、上位層に対応するとは言うかもしれませんが、そんな余裕は教師にはありません。「私の子どもは進学する。成績中層に合わせた先生の授業では対応できない。学力保証をして欲しい」と言われたら。それをどこまで押さえられると思いますか?一度許したら、中位層の保護者はどのような動きをしますか?そうなったら、教室には教師を無視してネットを見ている成績中上位層と、教師の話しを聞かない下位層の教室です。地獄絵図ですよ。
実現するのは簡単です。教室でスマートフォンを使うことを許せばいいのです。
今の40歳代より若い方は逃げられません。
■ [大事なこと]赤坂教授

お節介は私の不治の病です。
もしかすると、赤坂さんから何か言われるかもしれませんが、もう、我慢が出来ませんので書きます。
全国、数百万人の赤坂ファンの方に申します。赤坂さんは消耗品ではありません。
彼は若く見えますが、五十歳代なのです。つまり、皆さんの学校の校長レベルの人であることを忘れないで下さい。
みなさんには、一期一会ですが、彼はそれを積み上げているのです。以前は小学校現場にいたから自ずとストッパーがかかっていた。しかし、時間を動かせる大学教員になってストッパーがなくなってしまった。そして、年齢が上がった。年間、七、八十日の出張がどれほど体を蝕むか分かりますか?
彼はサービス精神旺盛です。しかし、一人でいるとき、どれほどヘトヘトになっているかご存じですか?彼のエネルギーは無限ではありません。使えばなくなります。そして、補充するのに時間がかかるタイプなのです。
彼は人に嫌われるのが怖いのです。子どものころの経験に基づくものです。だから、既に予定が一杯でどうしようもなく講演を断るとき、どれほど深く傷つくか分かりますか?だから、無理でも何でも、物理的に可能な限り、講演を受けます。断れないのです。
私にとって可愛い同僚です。彼の優秀さを認めて、大学に引っ張ったのは私です。体を壊すために、大学に異動させたのではありません。これから長く上越教育大学で活躍してもらわなければならない宝なのです。それ以上に、彼には健康で幸せであって欲しい。
だから、大学に異動してから、「ず~~~」っと出張をセレクトすることを薦めています。最初は、緩く、今では断固として。
このままでは絶対に体に来ます。
おしかりを覚悟で申します。
彼を呼ぶならば、それなりの金額で呼んで下さい。気軽に呼べる金額で、彼はOKしてしまうのです。だから際限がないのです。学校には金がないなんてタワケたことを言わないで下さい。学校のことを知らない大学教師ではありません。金がないのではありません。それに金を使わないだけです。つまり、優先順が低いのです。熱意は測定できませんが、お金は測定できます。学力は測定できないですが、テストの点数は測定できるのと同じです。テストの点数は学力ではありません。しかし、テストの点数すら上げられないのに学力云々するのは片腹痛い。同様にお金も用意できないのに、熱意云々をするのは片腹痛い。
彼が伝えたいことを、彼一人に負わさないで下さい。彼から多くのことを学んだ人は、自らが背負って下さい。僅かな金額で、彼一人に負わすのは思いやりがなさ過ぎます。
繰り返します。
全国、数百万人の赤坂ファンの方に申します。赤坂さんは消耗品ではありません。
■ [お誘い]千葉

千葉で『学び合い』の会と公開があります。主催者のものをコピペします。お誘いします。
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次回アクティブラーニング『学び合い』千葉の会の定例会についてお知らせです。
日時 : 12月3日(土) 13:00-17:00
場所 : 千葉市立幕張西小学校(幕張本郷駅よりバス または 徒歩)
https://drive.google.com/open?id=1nr2jbESt1pULLbYCX0FijvxsNxM&usp=sharing
参加費:500円
懇親会(忘年会) 18:00頃からを予定
年の瀬でお忙しい時期かと思いますが、ぜひ、ご予定いただけたと思います。
みなさまとお会いできますのを楽しみにしています。
次回の話題提供者(発表者)さん を 募集中です。
発表してみようかな、こんなことみんなに聞いてみたいな、と思われた方は、
事務局 井上まで ご相談ください。ご連絡お待ちしています。
事務局井上の勤務校の授業参観(10/29土)が千葉市民の皆様に公開されることとなり、
千葉市の市政だよりで、申し込み方法とともに告知されています。
https://www.city.chiba.jp/shimin/shimin/kohokocho/dayori16/documents/0915-04.pdf
(このページの左下です)
9月30日(金)までに、メール、fax、はがき等での申し込みが必要になりますが、
他の先生の授業も含めて全授業見放題という機会はなかなかなく、貴重な機会だと思います。
中学校の授業に興味のある千葉市民の方で、
10月29日(土)午前中にご都合がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ、お越しください。