■ [大事なこと]権力
本日アップした記事ですが、この手のことは大学ではよくあることです。
何かを決めるためには、かなり説得力のある論がなければ決定できません。これが出来るのは集団の中のごく一部です。ところが、何かを決定しないためには、単に声を大きくして、繰り返せばいいだけのことです。そして、最後に、「これについては、じっくり議論を深めましょう」という先送りになります。何故、そんなことが起こるかといえば、大学のコース・専攻には一般社会での管理職はいないからです。何故ならば管理職は投票で決められ、その管理職の権力は限定的だからです。管理職がいない場合は、決定する権限を持つ人はいません。そして村社会では多数決で決めず、全員一致で決めようとします。だから、一人でも反対者がいれば、決められないのです。
もし、管理職がおらず、ことの重大性を理解しない人(この場合だったら大津波が来るとは思っていない人)がいたならば決められません。そして、あの地震であれほどの津波が来るとは思っていない人は、かなりいたと思います。従って、以下のことが起こっても驚きません。
以下のことが本当だとして、子どもたちを死に追いやった人は悪気がある人ではありません。ただ、あれほどの災害が来るとは思っておらず、その中でじっくりと最善の策を探っていた人なのです。つまり、どんな学校でも校長が不在であったならばあり得た話です。
http://thutmose.blog.jp/archives/66862393.html
追伸 考えてみてください。学校の研修テーマが、全員が合意できるレベル(つまり、何もしない)というレベルまで低くなる例は山ほどありますよね。
■ [お誘い]吉祥寺の会
11月6日、吉祥寺で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/435642/
■ [大事なこと]権限
以下の記事を読むと怒りがわきます。たとえ死者にむち打つことになったとしても事実関係を明らかにすべきです。もし事実でないならば、この記事を書いた人に怒りがわきます。いずれにせよ事実関係が明らかにならねば。
http://thutmose.blog.jp/archives/66862393.html
が、上記が事実だった場合、根本的な問題は校長が不在の時の責任者は誰かを明きらかにすることでしょう。もし、教頭が副校長だったら結果は変わったかもしれません。