■ [大事なこと]違い

私は普通の現場の教師と違うのか?
大学教師だからですか?
違います。
私は県庁所在地にない小さな大学の一教師です。おそらく、その県の中心校の小学校教師よりアドバンテージはありません。
違いは、
毎日、情報発信をしています。ただ、20年間弱、ほぼ毎日です。
日本中からのお悩みメールに毎日返答しています。
毎日、何かを書き、本や雑誌記事としています。
そして、以上を通じて色々な人と繋がっています。家族に迷惑をかけない程度の誠実さを貫いています。
私のやっていることは、誰でも出来ることです。
ただ、毎日やり続けることは誰でも出来ることではありません。
過去の自分の罪の重さがそうさせています。
色々な人に、「西川先生は違うんです」と言われるたびに思います。「俺は普通だけど、続けている点だけが普通じゃない」と。
■ [大事なこと]願い

今から5年ぐらい前、同志から本を出したいと相談されました。その時は自分自身が求められているハードルを率直に語りました。それはかなりきついハードルでしょう。
でも、今は違います。
その時語ったことをちゃんとやれば必ず情報発信の機会は与えられています。つまり、小さくまとまらず、全国レベルの人と繋がって、情報発信をして、人と繋がっていれば。
きついことを申します。
そうしてください。それが激動の時代の今後数十年を生き残るすべです。本を出すことが目的ではありません。本の寿命は思っているほど長くはない。しかし、本を出す際に培ったつながりはづっと続きます。そして、それは入り口に過ぎません。我々の目的は、目の前の子どもの週十年先の幸せ、それは我々の数十年先の幸せを保証します。
一定の割合の人は応えてください。
■ [大事なこと]戦略

今は絶版になった東洋館で出した本はアリーアダプターも読んでくれたが、基本的にイノベーター用の本だった。『学び合い』スタートブックからアーリーアダプターをメインターゲットにした本だ。今年度後半からはアーリーマジョリティをターゲットにする本を出す。即ちホールプロダクト。さて、どれだけ市場の準備は出来上がっているだろう。少なくとも出版社は、準備は出来上がっていると判断してくれた。
戦略的に『学び合い』の考えを広げようとして十数年。
自分でいうのも何だが、戦略は当初からセオリーに則ってやった。だから、超保守的な教育の世界で、十数年でここまできた。キャズムを超えるのはいつだろう。来年度は勝負の年だと思う。
そう思うと武者震いが止まらない。アドレナリンが上昇する。