■ [お誘い]太田の会
以下の通り、群馬県太田で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。
第9回『学び合い』太田の会
日 時 1月21日15時~17時
場 所 群馬県太田市の生品行政センター
(〒370-0312 群馬県太田市新田村田町1107−1)
内容 ・簡単な自己紹介
・悩み相談やアクティブラーニングについて
・フリートーク
■ [大事なこと]部活
『学び合い』を部活だと説明することがあります。そうすると、「クラスは部活とは違う。部活はやりたい人が入るから」と言う人がいます。典型的な誤解です。
部活に入ったことがある方、お伺いします。部活に入っている人が、みんな熱意ありますか?そんなことないですよね。「何で部活に入ったの?」という人もいますよね。入った当初は熱意があったのかもしれません。でも、直ぐに変わりますよね。そして、結果として、部活をリードする人が2割、やる気の無い人が2割、中間層が6割となります。
やる気、それは本人の中にあると思い込んでいる人が誤解するのです。やる気は他の人との関係の中で決まるものです。(ちなみみ、このことは思いつきでやっているのではなく、遙か昔に学術的に明らかにしています)
だから、新規に部活を立ち上げ、それに入部した集団の立ち上げ直後とクラスとは違うかもしれません。しかし、数週間でクラスと同じ構造になります。
■ [大事なこと]スクラップ
新たな学校で何をスクラップにするか?
労働基準法を守ればいいのです(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/031/siryo/06112809/002.htm)。
そうなれば、以下のことを廃止しなければなりません。
1) 勤務外の保護者との対応
2)校舎外での事案(例えば非行行為)の対応
3)勤務時間以降および休日における部活
その他もろもろ。
「そんなことしたら学校が成り立たない」とおっしゃる方もおられるでしょう。でも、そんなことをしなければ成り立たない学校はスクラップにすべきなのです。上記の1)、2)は公的な別な組織が対応すべきだし、3)は社会体育と連携すべきです。
教員の善意に訴えて労働基準法を逸脱させるのは、ブラック企業のやっていることです。
ということを声に出すのが年長者の勤めです。
スクラップすれば余裕が生まれる。その余裕に本務でやるべきことをやればいい。
追伸 私も勤務時間外に色々なことをしています。しかし、それは勤務時間外であることを自覚しています。学生と関わることもありますが、それ時間外に学ぶことを希望し、時間外に学校に来る学生に対してです。私はそうしなければならないと教員にも学生にも強いたことはありません。
追伸2 部活指導をしないと保護者から色々のこと言われるとおっしゃるかたもいます。でも、部活指導をしないと言われるような本務をしているのだと思います。ちなみに、私はゼミ生の結婚式(ゼミ生同士の結婚式も含む)に参加しないと宣言しています。でも、問題はありません。私なりにゼミ生に対してちゃんとやっている自信がありますし、ゼミ生にも理解されていると思っています。本務が勝負です。