■ [う~ん]ごちゃ混ぜ
”学び合い”という言葉は、学校の研修テーマで最も使われる言葉だと思う。しかし、その99%は何らかの理論的背景や実証データに基礎づけられているのではなく、「子どもたち同士を関われば何かいいことあるよね」程度のこと。
残りは、学びの共同体、協同学習、『学び合い』あたりが占めている。でも、それらは全く違う。
ところが、そのようなものを一切合切一緒にして、「学び合いが駄目だ」という議論があります。
それって、ある県に行ってラーメンを食べて「○○県のラーメンが美味くない」と断ずるのと同じぐらい乱暴。いや、ラーメンと日本そばとスパゲティの違いを知らずに、日本そばを食べて、ラーメンが不味いと論ずるぐらい乱暴。
そこに感情が入ってくると収拾がつかない。かつて、『学び合い』を実践している教師がマスクをして授業をしていることを非難する人がいました。これは笑えました。だって、その授業は冬で、インフルエンザの流行時期だから教師がマスクをしていたのです。