■ [大事なこと]呪縛を解いて

世界的に見て、即戦力を求めるジョブ型の方が圧倒的に一般的です。その結果として、大学進学率の高い国の大学は、その殆どが日本だったら専門学校のようなものです。そして、日本では3月に高校卒業したら、4月に大学に入学するのが一般的だと思っていますが、そんな先進国は少ないのです。
つまり、金が無いのに大学に直ぐに進学する方が変です。じゃあどうするのか?
高校卒業したら就職します。そして、金を貯めて、自分の貯金で大学に進学するのです。実際に働いてから進学するのですから、手に職をつける大学を選びます。
どうして、世界的に見ても少数で、終身雇用が崩れる日本なのに旧来のモデルにしがみついた案がズルズルと続くのだろうか、と思います。
http://www.sankei.com/life/news/170224/lif1702240046-n1.html
■ [大事なこと]回帰

私は高度成長期が終わったのだから、1950年以前に回帰したらいい、と講演会で述べます。それに対して、元に戻れないのではないかとの鋭い突っ込みをいただきました。その通りです。正しい。分かりやすくするための方便です。一面で1950年以前に似ている点がありますが、本質的な違いがあります。それは、一人一人が自らの幸せを決められるという点です。1950年以前の日本の社会にはその余裕はなかった。1950年以降の日本は、画一化、集権化の中で一人一人が自らの幸せを主張できるような余裕を持てるようになった。そして高度情報化、ロボット化、AI化の中で、画一化、集権化を脱して、全ての人が自らのオリジナルな幸せを持てるようになった。次の時代にシフトしているのです。いや、既にシフトしています。ただ、我々の意識が追いついていない。
1950年以前は、小さい集団が同じ願い(多くは生きる)という幸せを実現するために支え合った。
高度成長期は、小さい集団は解体され、大きな集団の中で多様な願いを実現するために支え合った。
今は、一人一人オリジナルの幸せを実現するために、大きな集団は解体され、小さい集団が支え合う社会になると思っています。
1950年以前は、小さい集団が同じ願い(多くは生きる)という幸せを実現するために支え合った。
高度成長期は、小さい集団は解体され、大きな集団の中で多様な願いを実現するために支え合った。
今は、一人一人オリジナルの幸せを実現するために、大きな集団は解体され、小さい集団が支え合う社会になると思っています。
1950年以前は、進路の選択権は無かった。
高度成長期は、偏差値が高い学校に行けば幸せになるという単純なモデルをみんなで信じた。
今は多種多様な軸で自らの進路を考えられるようになった。(そうなるべきなのです)
■ [大事なこと]説明の仕方

私の『学び合い』の理論、方法論の説明はもの凄くシンプルで、原理原則に一致させています。おそらく、私が理系であることが理由なのかもしれません。
でも、その方がいいと思っています。少なくとも私に関しては。
子どもに対する教材と同じです。手を入れれば入れるほど、一部にはフィットしますが、フィットしない子も増えます。だから、出来るだけプレインに説明します。
■ [お誘い]千葉の会

主催者の文章をコピペします。
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こんにちは。AL『学び合い』千葉の会事務局の井上創です。
昨年末にお知らせしたとおり、第34回アクティブラーニング『学び合い』千葉の会を開催します。
http://kokucheese.com/event/index/446803/
開催日: 2017年3月18日(土曜日)
会場 : 前回会場と同様(会場名と行き方は、参加申し込みをされた方にメールでご連絡します)
参加費:500円(お飲み物をご用意します)
今回は、上越教育大学西川研究室から、山崎さんに、中学校での数学の授業実践の報告をいただきます。
この他、もう一人、話題提供いただけます方を募集中です。
詳細及び参加のお申し込み、お問い合わせは↓こちらのホームページを参照ください。
http://kokucheese.com/event/index/446803/
皆様とお会いできますのを楽しみにしております。
アクティブラーニング『学び合い』千葉の会 事務局
■ [嬉しい]『学び合い』

ふと気づきました。二重カッコの学び合いとネーミングしてから10年たったんですね。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20070201/1170301592(見づらいですが、二重カッコを使っています)
■ [大事なこと]非正規雇用

非正規雇用が増えています。何故でしょうか?
非正規雇用の年収は約170万円です。
でも、年間に1000万円の利益を生み出す人であれば、企業は600万円でも700万円でも給料を出します。そして、そのような人であれば100人でも1000人でも雇います。雇えば雇うほど利益が上がるからです。
非正規雇用の人が増えたのは、年間に200万円程度の利益しか生み出さない人を学校が世に送り出したからだと、私は思います。
企業が人を育てる時代から企業が人を育てない時代、メンバーシップ型からジョブ型へ、雇用環境が変わったのに、学校の方は「学校は職業養成学校でない」と言っている。割りを食っているのは子どもたち。
教育基本法には「国民の育成」が目的であるとしています。
日本国憲法には勤労と納税が国民の義務であるとしています。
だから、学校は勤労と納税が出来る子どもを育成するところです。
これは小学校もです。
平成不況になって新たな時代に入りました。割りを食ってしまった子どもたちは40歳代になっています。学校の意識改革がないならば、奈落に落ちる人の列に、今、目の前の子どもたちが並びます。