■ [大事なこと]甲子園
ドイチェという人の「競争と協同の定義」が参考になります。彼によれば、両者の決定的な違いは、競争の目標が一部のメンバーにしか達成出来ないのに対して、協同の目標は全員が達成出来ることが可能なのです。
権力者は希少なものを生み出し、それによって人をコントロールしようとします。例えば、信長・秀吉は雑器を大名物に仕立て、それで人をコントロールしていました。庶民は罠から逃れるべきです。どうせ得ることは叶わず、権力者に「羨望」を与えて喜ばせるだけです。
希少なものを欲しがらなければいい。他の人が欲しがらないものを欲しがるならば庶民でも豊かに生きることが出来ます。
甲子園が盛り上がれば盛り上がるほど、誰かが誰かをコントロールして、羨望やお金をかき集めているように思います。全てのスポーツの全国大会にみんなが興味を持たなければいいのに。もちろん、オリンピックに対して熱狂しなければいいのに。
野球やサッカーも時間を決めて競技しますが、点数を記録しないという方法もあるのではないでしょうか?野球を楽しむ人がいてもいい。でも、勝ち負けに拘らない。そもそも、野球やサッカーに競技人口が集まりすぎている。もっと多様なスポーツが広がればいい。私は毎日、1時間ほど早歩きをしています。勝ち負けはありません。でも、私は気に入っています。
追伸 子どもが必死になって乗り越える経験をすることは意味があることです。みんなと一緒になって乗り越えることは大人になってから必要な能力を得ることが出来ます。ただし、競争ではなく協同になるべきです。現状の野球部、サッカー部等の部活は競争に傾いているように思います。だから、私が全国大会を無くそうと言えば、お怒りになる方がいるでしょう。でも、私は「全員」の子どもの幸せを考えているのです。
■ [お誘い]ワークショップ
広島の仲間が『学び合い』実践を発表する会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/481030/