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2017-10-07

[]尊敬 21:38 尊敬 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 尊敬 - 西川純のメモ 尊敬 - 西川純のメモ のブックマークコメント

今日、一日のゼミ生の動きを思い起こす。そして、その裏でやっていることを想像する。

可愛い、愛しいと思う。

それは、だっこして、高い高い、べろべろした高校教師時代の教え子よりも。

それは、尊敬、というものを含んでいるから。

[]蜘蛛の糸 18:14 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、本日と越後『学び合い』の会が開かれました。私は何もしていません。素晴らしい会でした。

 ゼミ生の皆さん、蜘蛛の糸という作品を知っていますよね。カンダタは悪の限りを尽くしました。生涯にたった一つの善行を愛でて釈迦は地獄に蜘蛛の糸を垂らしました。

 わがゼミの皆さんが今回の会のみならず、日々、日常にやっていることは多岐にわたっています。全国から来られる『学び合い』を学ぼうとする人達への対応、全国の学校から要望される飛び込み授業、そして、実に様々なこと。凄いことです。

 妄想しましょう。

 もし、一人の教師が『学び合い』が本物だと分かってもらえたならば、その教師が小学校の教師であるならば、生涯に千人の子どもを教えます。その千人の子ども達に安心できる1年を与えることが出来るのです。中学校、高校の教師であるならば、生涯に数万人の子どもを教えます。その子ども達に週に数時間の安心できる時間を与えます。もしかしたら、それ以外の学校生活が悲惨であったとしても、それはもの凄く意味があります。人を信じられることを経験できるのです。

 もし学校で取り組んでくれたら、その教師が別な教師に伝えてくれたら。

 君たちが今やっていることが、いかに大事なことであるかは自明です。

 我々には機会が与えられた、その機会を活かす義務がある。

 期待しています。

 君たちは日本を動かしています。