■ [嬉しい]涙が流れた
昨日の宮田中学校の研修会で、小学校と中学校が『学び合い』を通してカリキュラム・マネジメントを実現していることに鳥肌が立ちましたと書きました。
実は、うれし涙も流しました。
『学び合い』によって成績が抜群に上がったことを聞いた後に、「私は成績も上げたいですが、何よりもコミュニティを再生したい。この地で生きたいと思う子ども集団を育てたい」と申しました。そうしたら、校長先生が「実は自慢したいことがあります。子ども達が成人式に戻ってきた先輩に「何故、宮田村に戻らないのか?」というインタビューをしたのです。その結果を基に彼らで討議した結果を発表します。子ども達は宮田村で生きたいと思っているので、どうしたらいいかを発表するです。」をおっしゃいました。
ということを12月1日に発表します(http://bit.ly/2yMmavM)。
それを少年のように話す校長と、控えめにニコニコしている教頭がいました。
私は涙が出ました。
「あ~、子ども達の人生に、なんらかのものを付け加えられた」と思ったのです。不遜ながら。
校長は、キャリア教育は小学校からやっており、その成果の延長上にあると語っていました。それも感動です。校長は、「面白い学年で、我々が押さえても、やろうとする学年なんです」と笑っていました。そう、笑っている教師集団だから、子ども集団のすごさが開花した。
幸せでした。
■ [大事なこと]未来予測
教育の未来を描いた本をネットで注文した。とどいて、まず目次を見た。そして読む気が失せました。きっと良い本なのだろうと思うけど、私には興味が無い。
その本は、現状をもとにして、少し未来を予想しています。ま、当たり前ですね。
私の興味は20年、50年、100年先の未来を予想して、そこから逆算して、今と少し未来を予想します。
どちらが当たると思いますか?
意外だと思うでしょうが、私は後者です。
イギリスのチャーチルは10年、20年、50年先を読むのに長けていました。殆ど外さずにいました。ところ、直近の今月、来月、来年を予想することは下手でした。このことはなぜだか分かりませんでした。
今は分かります。
今の細かな情報をいくら積み上げても未来は見えてきません。
もっと決定的な限られた情報を組み上げれば、未来は確実に見えてきます。コップの中の水分子の動きをいくら積み上げてもコップの中の水の動きは分かりません。それより、水の性質を理解すべきです。だから、幼稚園児もコップの水を飲めるのです。