■ [大事なこと]走る
私は学術のある分野の栄誉・栄典は総ざらいしました。42歳で教授になりました。ということは、退職まで何もしなくても、後ろ指指されず、チヤホヤされます(ま、裏で何かを言われると思いますが)。
が、それから15年フルスロットでやっています。
何故か?
直感的にそうしないと、奈落に落ちることを感じているし、知っているからです。
もう一つは教師だからです。教え子のために何かをすることが楽しいし、そうしないと腐るから。
このことを周りに伝えら得られないならば、私の不徳です。じっくりと考えます。
■ [大事なこと]学ぶべきこと
大卒の就職先と想定されているのはホワイトカラーです。ところがAIによって大部分は不要になります。そして普通科高校は大学の予備校となっている。つまり、日本人の多くが就職出来ない就職先のための職業教育の場になっています。
脱工業化社会で「個性化」、「総合化」、「非同時化」、「分散化」、「適正規模化」、「地方分権化」になるとき、国民が共通して学ばなければならないものは何でしょうか?
教育基本法、学校教育法、学校教育法施行令には各教科は記されていません。省令である学校教育法施行規則に初めて登場します。
このことをいつか研究テーマとしたいと思っていましたが、ずっと先のことなので定年前の私は自分の仕事ではないと思っていました。しかし、直ぐ先に来る問題のように感じ始めました。
■ [大事なこと]妄想
「中卒より高卒、高卒より大卒、同じ高校・大学だったら偏差値が高い方が有利」というモデルは崩れていることを、身をもって知っている非正規集団は既に四十代後半に入っています。
その人達が、今の学校教育以外の教育があることを知ったら、と思います。
一度は潰れましたが、不登校の子が通うフリースクールや家庭での学習を義務教育の一つの形態として位置付ける規定が通れば、それは現行の学校教育の命日になるように思います。フリースクールでその子に合った教育をネット授業で実現し、そのように育った子どもを企業が採用するようになったら。
「新産業構造ビジョン」には人材養成、特に、教育への言説が極端に少ない。経済産業省、そして審議会委員は、新たな時代に対応できるのは大学の一部だけで、初等・中等教育は無理だと見切っていると思います。「新産業構造ビジョン」示す未来像、それも、あと十数年先の未来と現状の学校教育の乖離がひどすぎで吐き気を感じます。
追伸 そういう人がいるのは自然である理解しているのですが、教育村だけの論理で『学び合い』を云々している人の文章を読むと脱力します。あと、十数年でどれだけ激変するか!100年でもなく、50年でもなく、20年でもない。十数年先。