■ [大事なこと]99.999%
ある学生が面白い本を読んでいます。私も読みました。夢があるし、元気をもらえる本です。しかし、私及びその学生にには関係ありません。そこにあるのは、0.001%の天才の生き方を書いてあります。そこに書いてあることは正しい。しかし、それを読む人のほぼ全員は関係ないことです。
これからの社会で生き残るための方針は0.001%の人と、99.999%の人では違う。が、99.999%の人は自分が0.001%であることを夢想する。だから、その本は売れるのでしょう。
■ [大事なこと]昨日
昨日は出身大学院で勉強会があったので参加しました。意図的に早く筑波大学に到着しました。
ゆっくりと大学の中を歩きました。修了してから三十年以上たちました。前回、学会で来たときから二十年ぶりです。
まずは私の住んでいた学生宿舎の部屋を見に行きました。途中から気づいたのですが、今は女子棟なのですね。すごすごと退散しました。しかし、そこから見える風景は懐かしいものです。しかし、苦しい気持ちになりました。大学に入学した当初は、これで全ての望みが叶う切符を得たと思いました。高校生時代とは格段の自由を得ました。しかし、大学入学は入り口に立ったに過ぎません。そこからが大変です。また、自由の対価は厳しい人間関係でした。それらを思い出すと苦しくなってしまいます。
数十年の間に建物が多く建ち、思い出せない領域が多いです。筑波大学は縦4km横1kmの広大なキャンパスです。それを歩きました。そして、ちょっと外に出て学生時代、ほぼ毎日呑んでいた店のある場所に行きました。あるわけ無いと思った店なのですが、あったのです。ビックリです。女将さんは七十歳以上になったはずです。
会場に行き、懐かしい顔があり馬鹿話をしました。後輩達(三十歳以上離れた)の自己紹介を聞きましたが、本学の学生さんとはやはり違うことを感じます。特に、私と同じように筑波大学の学部から進学した子は。
呑み会では、その後輩と馬鹿話をずっとしていました。まあ、おじさんの話をニコニコ聞ける出来た若者です。お開きになって、同期・同研究室の人と夜空を見上げながら缶ビールを飲んでだいぶ話しました。校長になっていました。
同級生や後輩の中には校長や学部長や副学長を務めている人がいます。頭が下がります。今は学校が斜陽です。その時期に管理職を務めるなんて奉仕精神がなければ絶対に出来ない。私は絶対になりたくない(正確には、なれる人徳もない)。
翌日は朝一番で筑波を発ち上越に戻りました。
色々なことを思いながら、そして、私の今の現実の世界に戻りました。
会を開いていただいた関係者の方々に深く感謝します。楽しかった。学べた。
■ [お誘い]茨城の会
2月24日に茨城県石岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/506944/
■ [お誘い]帯広の会
3月10日に北海道帯広で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://www.kokuchpro.com/event/2bb48b0fd95b29c1af0e31f38323357f/