■ [大事なこと]折り合い
残念ながら腹を割って教育のことを話すことが出来ません。多くの場合は話を避けます。いや避けようと言うより、議論しようと頭にも上らないほど自動化しています。私なりの折り合いです。
圧倒的大多数の教師は「多くの子どもにとって面白い授業、分かりやすい授業」を目指しています。一方、私は「一人の例外もなく、一生涯の幸せを実現する教育・社会」を目指しています。だから、私にとって前者の方々の語ることは些末なものにしか感じられない。「だから、何なの?」とため息が出る。その一方で、「見捨てられた子どもはどうなるの?」と思ってしまう。前者の方からは、私の言っていることが大雑把すぎるでしょう。だって、細かいことをちゃんとやっても上手くいかないのですから。私から言えば、細かいことをやっているから上手くいかないのですから。そして、私の言うことは建前論にすぎず、無理と思うでしょう。
適度に距離を保ち、協力できるところを協力する。
もちろん、質問されたら誠意を持って説明します。私から説明することはありません。それって町中での宗教の勧誘みたいに思われるのは当然ですから。