■ [大事なこと]教え子
高等学校、大学でのゼミ生は数百人います。国立大学の大学教員としては多いと思います。
ある年度のゼミ生の集合写真を見ました。そして、過去のゼミ生を走馬燈のように思います。ゼミを巣立ってから、色々のことがあるでしょう。私は何が出来ただろうか、何が出来なかっただろうか、と思います。
悔いることも多い。でも、凡夫の私の出来ることはしたと思います。特に、『学び合い』でゼミ運営をしてからは、凡夫の私よりは「まし」であることは確信しています。でも、頭の中で数えていると大学に異動してからの教え子に7人ほど、その後の人生はどうなるんだろうと思う子はいます。
私が出来ることは、日本の文化を変えることしかありません。このとてつもないことをやり続けることしかありません。
過去のゼミ生の集合写真を見ながら、そう思いました。
ゼミ生の今を知りたい、でも、怖い。だから、幸せを願います。
■ [大事なこと]次
『学び合い』を1年以上実践した方へ。
みなさんは、『学び合い』の基礎的な技法は分かったはずです。あとは問題が起こったときに本を見直したり、他の『学び合い』の実践者に相談したりすれば大丈夫です。だって、『学び合い』で起こる問題は典型的なものばかりです。
だから、是非、妄想して欲しいのです。そして、『学び合い』の技法の裏にある根拠を理解して欲しいのです。私は色々な本を書きましたが、そのような人への本も用意しています。新年度が始まる前に読んでください。
『今すぐ出来る!全校『学び合い』で実現するカリキュラム・マネジメント』
『汎用的能力をつけるアクティブ・ラーニング入門』
『学び合いの手引き』(ルーツ&考え方編)
『学び合いの手引き』(アクティブな授業づくり改革編)
「そこそこ出来る」で満足していると、集団をリードする子どもから見放されますよ。集団を健全に維持するためには、教師は課題のレベルを上げ続けなければなりません。そして、それが出来るためには、自分自身に課す課題のレベルも上げなければならないのです。