■ [大事なこと]チャーミング
答えはありません。エビデンス、論理、その上での独創性、そしてチャーミングであることが求められます。https://matome.naver.jp/odai/2152593725558863801
これが日本のトップ大学の今後の姿。
■ [大事なこと]普通のこと
ゼミOBから「相談と報告」というメールが来ました。何があったのかしらんとドキドキしながら開くと、以下のことが書いてありました。
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ご無沙汰しております。◎◎です。
お忙しいところと思いますが、西川先生のお考えを伺いたいことがあり、メールさせていただきました。
以前にもお話した通り、今の関心事は「2020年30年40年…と、予測できない先の未来を、子どもたちが幸せに暮らせるようにするには」です。
それを考えたときに、今一番フィットするのがやはり『学び合い』です。
学校を核とした地域コミュニティの再生、もしくは行政に頼らないような新たなコミュニティづくり。
そう考えていくと現状の学校の問題点が見え、社会の問題点が見えてきます。
「日本を変える」が、まさに、現実味を帯びてきているようです。
とはいえ大きな何かができるわけではありません。日々こつこつとできることを重ねていくだけです。ただそれだけではダメなのも分かってます。今の教え子たちが大人になった頃だと遅い。今から分かって一緒に議論し行動できる同志が必要です。それは教員かもしれないし保護者かもしれないし、はたまた全く違う分野の方かもしれません。したたかにそうした繋がりを増やしているつもりです。
新たなモデルを生み出すということは、旧来のモデルで地位を獲得している人と利害関係がぶつかりかねません。
教育から日本をよりよくしようと考えることで、実は踏み入れない方がいいタブーに足を突っ込み始めているのではないか、今進もうとしている方向でいいのだろうか。漠然とした不安感があります。
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私の返信は以下の通りです。
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いいえ違います。
日々こつこつとできることを重ねていくだけでいいのです。
というか、それ以外の道はありません。
毎日、FB、ツイッター、ブログを更新することです。
何も書くことが無い場合であっても発信し続けるのです。
そうすれば、毎日発信し続けられます。
例えば、私が『学び合い』の会の案内を発信したら、それを発信するだけでもOKなのです。
教育実習生に伝える、これもありです。
一人の教師が教える子どもの数を考えてください。
小さくても『学び合い』の会を開くこと、また、自分で他の地域の『学び合い』の会に行くこともありです。
学級通信に『学び合い』のことを書き、私の本を紹介するのです。
『学び合い』のセオリーは普遍的です。
『学び合い』のセオリーを会社経営に活かしている人もいます。
保護者の中に私の本を読み、共感してくれる人が生まれることが期待出来ます。
さて、以上のことに◎◎が出来ないことはありますか?
全部出来ることです。
私は「日本を変えろ」とゼミ生に申します。
では、どのようにすれば変えられるのでしょうか?
これはゼミでも何度も言ったつもりだけど、現場に長くいると忘れるからもう一度言うね。
日本中に小中高の先生は90万人います。
その中のイノベーター+アーリーアダプターの16%に理解してもらえればパンデミックが起こります。
つまり14.4万人が理解してもらえればいいのです。
では、君の知っている人の中で FB、ツイッター、ブログ等で積極的に情報発信している イノベーター+アーリーアダプター は何%ぐらいだと思います。
例えば、◎◎の会を主導している人、◎◎の会に定期的に参加している人の中で何%ですか?
こう考えれば1、2%もいないことは分かるよね。
仮に2%ととしよう。
つまり2800人の人が情報発信をするならば、ネット上において『学び合い』は主流となる。
これを47都道府県で割れば、60人だ。
つまり、◎◎の県で60人の人が積極的に情報発信すればいいのだよ。
さっき書いたようなことを君がやれば、60人の人が生まれることに無理があるだろうか?
君と私は同じだよ。
私は大学の一教師に過ぎない。それも県庁所在地にもない日本で一番小さい大学の教師に過ぎない。
では、君と私の違いはどこにあるか?
私は2001年2月22日から、ほぼ毎日、情報発信をし続けています(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20010222/1173104267)。そこが違います。毎日、毎日、考えていることをブログ等に書き留めたから、いざ、書こうと思い立てば3日で本が書ける。ブログの中を検索すれば、原稿がそこにあるから。毎日、毎日、ブログ等を書き続けたから、日本中に同志がいる。だから、本を書こうとしたり、会を開こうとするとき、直ぐに手伝ってくれる人がいる。
私の毎日やっていること、それは至極単純な仕事です。でも、私はそれを毎日やっている。家族に迷惑をかけず、毎日、家族と食事し、眠ることと矛盾しない範囲で土日もやっています。おそらく、それをしている人は希だと思います。そこが私の特徴です。私がそれをやり続けるのは願いがあるから。そして、高校教師として至らなかった自分に対する慚愧の念が有るからです。
君は春秋に富みます。もし、私のように日々こつこつとできることを10年、20年続けられたら、私以上のことが出来ます。そのような人が増えて欲しいと念じます。
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日本を変えるのは英雄でもなく天才でもなく、普通の人です。今のネット社会はそれを可能としています。私が30年前に生まれたならば、出版や講演の機会も持たず。普通の大学教師として終わるでしょう。情報発信は中央の一部に限定されていましたから。私も、みなさんも出版会社になり放送局になれる時代なのです。
■ [お誘い]新潟市の会
久しぶりの新潟市での『学び合い』の会です。主催者の案内をコピーします。
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第1回 新潟市『学び合い』の仕組みと不思議の会のお知らせ
『学び合い』に取り組んでいる方、興味がある方、ぜひ一緒に情報交換しませんか?
全国各地に『学び合い』の研修会が行われています。新潟市でも、今年から月に1度、定期的に情報交換の場を設けようと考えました。
日時:5月30日(水) 18:30~21:30
会場:新潟市江南区文化会館
参加対象者
教員、児童、生徒、一般、学生などどなたでもOK。事前の申し込みは不要ですが、初回のため、ある程度の人数を把握したいです。参加の希望は岩﨑(niigata.manabiai☆gmail.com)までご連絡ください。☆を@にしてください。
以下、詳細です。
1.会の目標
〇子どもたちの姿を通して学ぶ会にしましょう。
〇『学び合い』の学校観・子ども観による教育活動について学び、実践し、さらなる向上を目指しましょう。
〇一人も見捨てないことを大切にできる子ども、学級、教師の育成。社会の実現を目指しましょう。
※学校観「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決することを学ぶ場であること」
※子ども観「子どもたちは有能である」
『学び合い』を学ぶ上での参加者の方向性は、上記にある通りです。
「こんな実践をしてみたい」「〇〇の教科を子どもに任せるにはどうしたらいいか?」「もっとこんな学級に育てたい」「こんな問題に悩んでいます」「愚痴になりますが・・」「もっとこんな新潟市にしていきたい!」
という声を積極的に出し合いましょう。参加者みんなで、実現までの方策や解決策を考えていきます。新潟市『学び合い』の会は、みんながステップアップできる場であり、建設的で創造的なチームです。
『学び合い』と関係ないかも・・というような話題も出せる場にしましょう。
「今さら聞けない・・」という些細な疑問も交流しましょう。例えば、「宿題の丸付けってどうやっていますか?」「給食の残食が多くて・・」「児童会の発表、どうしよう」「学級の掲示物でアイディアありませんか」「事務仕事などを効率よくこなす方法ありませんか」など。
日頃の些細な悩みや疑問の中に、毎日を楽しくする解決策がきっとあるはずです。参加者からのアイディアをもらって、ステップアップにつなげましょう。
また、ホワイトボードミーティング、クラス会議、アドラー心理学、ソーシャルスキルトレーニング、アクティブ・ラーニング、ICT、日々の授業、書籍を参考にした追試、学校の校内研究、など大小を問わず多様な意見を出し合うことで話合いが深まります。
多種多様な観点から参加者同士で学び合い、会の目標の達成を目指していきましょう。
2.参加費
会場費を当日の参加者の人数で割ります(100円以下になると思います)。
3.常時活動
〇参加者一人一人が、悩み、疑問、意見、自己研修の報告などを持ち寄り、参加者全員で話し合う。資料等の準備は必要であればする。
〇聞くだけ参加も可。途中退室もOKです。
初回ですので、少人数になると思います(現時点で3人の参加予定です)。お気軽にご参加ください。