■ [大事なこと]加害者・被害者
みなさんのところに「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(学陽書房 https://amzn.to/2K2yFwd)が届きましたか?
そこに書きましたが、ブラック残業は法的にはあり得ないことです。法的には決着しています。あと残るのは慣習的なものです。だから、止めればいいのです。具体的には勤務時間が終われば帰る、土日に出勤しない。その中で出来る仕事をこなす。その時間で出来ない仕事は出来ませんと断ればいいのです。
至極簡単です。
でも、出来ない。何故かと言えば、周りの教師が慣習的に「やるべきだ」と思って、勤務時間外・土日も働いているからです。でも、あなたが断れなければ、周りの人に強いていることになります。つまり、被害者であり加害者なのです。だから、止める程度を上げ、止める人を増やすのです。
もし、私の本に共感したならば情報発信してください。それが増やす方法です。ムーアの理論によれば16%の人が「止める」と行動したら、一気に状況が変わります。過半数を変える必要はありません。16%なのです。勤務校の職員室の人数を数えてください。その16%でいいのです。あなたの情報発信が他校の職員室を変えるかもしれません。他校の教師の情報発信があなたの職員室を変えるかもしれません。
あなたの大学時代の仲間がいて、SNSで繋がっているかもしれません。逆もまた真なのです。
時間的余裕はありません。
追伸 止める方法も書きましたよね。その一つは、本書を管理職に読ませることです。そして、「法的に問題になるかもしれませんよ」と穏やかに語るのです。チェックメイトです。