■ [大事なこと]身を守る

働いている人ならば、身を守ることを考えねばなりません。
例えば、私は下ネタ好きですが、女子がいるときは絶対に言いません。
でも、そんなことを考えないのが普通ですよね。でも、攻め方を知っている人と闘うときには用心せねばなりません。
SNSで子どもや同僚・上司が特定されるようなネガティブな発言をすればアウトです。FBの友達限定をしても、ツイッターの匿名ではアウトです。
また、私に対してカッカと感情的になり、SNSで発言される方がいます。その方の潰し方は、至って簡単です。そのような方は勤務時間内にドカドカとSNSで発言します。ところが、それは職務専念義務違反なのです。だから、発言した時間と内容を教育委員会に伝えればチェックメイトです。ご安心下さい。私は一度もやったことはありません。心の中で「バカだな~」と思う程度にしています。が、それを知っている人は私一人ではありません。
ちなみに、私の場合は裁量勤務制です。つまり、いつ勤務し、勤務しなくても、週40時間働いたと判断される雇用関係なのです。とてもよさげな雇用関係のようですが、つまり、残業をいくらやっても残業がつかないという、怠け者にとってはパラダイスで、仕事をやっている人には地獄の雇用関係なのです。ということで、私はいつどこでSNSに投稿しても職務専念義務違反にならないのです。
■ [大事なこと]衰退するもの

何度も書きましたが、工業化社会のコードは「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」です。
夏の甲子園関連のニュースを聞きながら、また、オリンピック・ワールドカップ関連のニュースを聞きながら、「あ~工業社会の仕組みだな」と思います。何故なら、多くの国民が規格化された競技に熱狂し、それを成り立たせるためにマスコミが組織的に宣伝し、中央集権的な極大化した組織が管理しています。
一方、脱工業化社会のコードは「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」です。
ベネッセ教育総合研究所の調査「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」によれば、運動部への参加率は中1で66.2%、中2で63.7%、中3で57.3%、高1で50.0%、高2で45.0%、高3で29.2%です。また、同研究所の『大学生の学習・生活実態調査報告書 [2008年]』によれば大学生の運動部への参加率は24.8%です
中学校、高等学校での組織的な指導が無ければ、運動部に参加したいと思う子どもは約四分の一に過ぎないのに、組織的な指導によって中学校で6割まで上げられている事実です。
じゃあ、今後、どうなるか?
今、テレビを見ずにネットで情報収集している世代が育っています。それらが親世代を占めます。当然、子どもはそうならいます。結果として規格化されたマスコミの呪縛から逃れ自由に自分のやりたいことを考えられるようになります。そうすれば、運動部の参加率は下がり、甲子園、オリンピック、ワールドカップの視聴率が下がるでしょう。
幸島の猿の話しを知っていますか?最初に芋を海水で洗うことを発見したのは若い猿です。それは若い猿の間で広まり、年長の猿は最後まで洗うことはしませんでした。そして時が過ぎ、幸島の猿は全員、芋を洗うようになりました。
ご不快かも知れませんが、甲子園、オリンピック、ワールドカップに熱狂することは工業化社会の中に囚われていると思います。
みんなが同じものを求めると希少性が生じます。希少性が生じれば貧富の差が生まれます。ところが、みんなが別々なものに価値を創造できるならば希少性は生じません。そうすればみんなが幸せになれるのです。甲子園には予選を含めれば四千以上の学校が参加します。つまり、99.975%の学校は負けるのです。
何かに熱狂させるのは、誰かさんが儲かるためです。でも、その呪縛から逃れる人がこれから増えるのです。トフラーの「富の未来」を読むといいですよ。