■ [大事なこと]多様性

『学び合い』は多様性を前提にしています。
ある組織、ある国をまとめて否定する人います。また、肯定する人がいます。いずれも間違っていると思います。
集団には必ず尊敬すべき人(まあ、主観ですので、逆の立場の方からは恥ずべき人)が2割、恥ずべき人(逆の立場からは尊敬すべき人)が2割、そしてごく普通の人6割で構成されていると思うべきです。願わくば、尊敬すべき2割がごく普通の6割の人を引きつけるミッションを持てる知恵を持って欲しいと思います。
みなさん。
個人を嫌いになったり、否定する気持ちになったりすることは分かります。でもね、組織を否定することはよくない。どんな組織にも頑張っている人がいます。
追伸 私の過去のメモをお読みください。そう考えると、一貫していますよ。
■ [大事なこと]ドローン

空を飛ぶ鳥は、一糸乱れず行動しています。この行動を観察すれば、鳥の集団には社会的制度があると感じます。しかし、実際にはそうではありません。レイノルズはたった三つの規則で、鳥の群れの行動が記述出来ることをボイド(boid)というコンピュータプログラムで示しました。その規則とは、
1)近くの鳥たちが数多くいる方へ向かって飛ぼうとすること。
2)近くにいる鳥たちと、飛ぶ速さと方向を合わせようとすること。
3)近くの鳥や物体に近づきすぎたら、ぶつからないように離れようとすること。
政府のSociety5.0の文章を読むとドローンが重要な役割を果たすようです。
工業化社会の人は、それを管理する巨大管理システムを構築しようとするでしょう。でも、そんなことをしたら個人が個性的なサービスを生み出すことが出来ません。お役所にことわらずに勝手に出来るようにしなければ。
例えば、
1) 近くの鳥や物体に近づきすぎたら、速度を下げ、ぶつからないように右に5度方向を変える。
という一つのルールをドローンに組み込めばいいのではないでしょうか?
ま、この発想は工業化社会の人は出来ないだろうな。
■ [大事なこと]入試

Society5.0における大学入試は?と聞かれたら、スマホを使い放題にする、と即答します。検索機能だけではなく、電話で人に聞くのもOKにするのです。そうすれば、社会において活躍できる人を見いだすことが出来ますよ。
まあ、ズルする子どもはいるでしょう。でも、大学でスマホ使い放題のアクティブ・ラーニングをすれば、直ぐに馬脚は現れ、落第することになる。ということが分かればズルしなくなります。
ま、工業化社会の人は、そんなの無理と色々と理屈を言うでしょう。あはははは
追伸 スマホ使い放題の大学入試問題は、既に答えが分かっているものは出さないですね。例えば、「邪馬台国はどこにあるか?」というような問題を出せばいい。
九州だ、近畿だという答えを書くような子どもは入学させたいとは思いません。例えば、邪馬台国の場所を明らかにすることが無意味であることをチャーミングに書いた学生に私だったら高得点を与えます。問題の地平で動いているようでは創造的ではない。
ただし、こうなるかならないかを決められるのは、大学でも文部科学省でもありません。それは企業だと思っています。企業がこのレベルの人材を欲しがるようになれば、大学入試は変わります。
行政がアプローチすべきは、大学ではありません。企業です。
■ [大事なこと]ツール

Society5.0に必要なのは、情報機器やネット等であったりプログラミング能力だと思う人は少なくありません。プログラミング教育を学校教育に導入は典型的です。失礼ながら見事に工業社会的です。
全員が何でプログラミングの能力を獲得する必要があるのでしょうか?
Society5.0において最高のツールは情報機器やネットやプログラミングではありません。情報機器やネットやプログラミングを駆使する「人」なのです。その「人」を使えればいい。
逆に言えば、情報機器やネットやプログラミングを駆使する「人」にとっては、駆使できない人が最高のツールです。彼らから、ニーズを得ることが出来るからです。
ということは、『学び合い』における子どもを見ていれば自明なのにな~
■ [大事なこと]未来

ドラッカーは未来を予想する方法は、既に起こったことを外挿することを薦めています。ちょっと説明が必要です。
歴史の流れを個人や組織が変えることは出来ません。出来るのは多少早めることか、多少遅くすることぐらいです。歴史の必然ならば、その萌芽はあるはずなのです。そして、その萌芽は何故生まれたのかを分析すべきです。
しかし、自分が新たなモノ・コトを生み出し、新たな社会を0から創造しようとする人がいます。無理なのにな~
Society5.0はこれから生まれるのではありません。既に存在しているはずなのです。それが何なのかは、それを生み出した必然を分析すべきです。
■ [大事なこと]Society5.0

昨日は大阪の私鉄に乗りました。行きも帰りも1時間弱乗っている間、都会の人の行動をじっと見ていました。気づくのは、ずっとスマホを見て、操作をしています。それも若い人ばかりではなく、50台とおぼしき人も含めてです。
「ここにこそSociety5.0があるのな~」っと思います。
工業化社会の勝ち組の人は、工業化社会の考え方でSociety5.0を組み立てようとします。だから、大仰になってしまう。本当は、とても細かくて、単純なものが、積み上がり、動的に変化することがSociety5.0の姿なのに、どうしても「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」しようとするのでねじ曲げてしまうのです。
困ったな~。
ま、ほっとけばいいか。
■ [大事なこと]精神エネルギー

大阪の会から戻ってきました。それにしても疲れています。
私のお仕事は1時間程度の講演です。しかし、それが疲れるのです。もの凄く思いを込めて語りました。その思いの強さは多くの方は感じていただいたと思います。精神エネルギーを使い果たした気がします。数日、家族と一緒にご飯を食べ、枕を並べて寝ると回復します。
■ [お誘い]千葉の会

9月15日に『学び合い』千葉の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/531204/