■ [大事なこと]老後

来年で60歳になります。前から感じていましたが、この頃、思うことがあります。
まだやらねばならないと思って死ぬのと、もういいわと思って死ぬのと、どちらがいいのか?若い頃は圧倒的に前者でした。でも、最近は後者の気持ちが分かります。
■ [大事なこと]公平と公正

今回、東京医科大学で女子受験生、一部浪人生が不利になる採点操作を行われました。大きな問題です。では、何が問題だと思いますか?
日本の大学改革のモデルとしているアイビーリーグでは、一部の人種の受験生には合格しやすくしています。逆に言えば、そうでない人種は合格しにくくしているのです。さらにレジェンド枠というものがあり、卒業生の師弟を合格しやすくしています。おそらく、日本では考えられないと思います。しかし、国内(つまりアメリカ国内)に居ながらにして、多文化社会を学ばせるために、人種枠を設けています。また、その学校に対する思い入れ、誇りを醸成するためにレジェンド枠を設けています。このように、大学がポリシーを持って「枠」を設け、それを公開しているならば、非難されないのです。
実は日本にも性差別ではないかと言われ続けているのが女子大学、女子高校、男子高校の存在です。性差別かもと言われ続けているのに、続いているのは学校がポリシーを持って、それを公開しているからです。
最後に。
意外かもしれませんが、試験は公平であることを定めた法律はありません。せいぜいあって、文部科学省が毎年大学に通知している文章レベルです。つまり、「公平」は国民感情以上のものではないです。そして、これからの大学入試、高校入試は性別等の生まれつきで一対一対応するもの以外のものにたいする「区別」はどんどん奨励されるはずです。そのような中央教育審議会の答申、文部科学省の通達は既にあります。