■ [大事なこと]正しいモデル
明日、息子は東京の下宿に引っ越しをします。荷物を積んで移動しました。
ということで、明日から別々の生活が始まります。きっと、我が親と同じ気持ちだったのでしょう。
私の時代はそれが「勝ち組」への切符だった。しかし、今は違う。一定以上のレベルの大学の場合、残滓があります。しかし、今の時代、私の時代ほどそれを保証してくれない。でも、可能性はあります。
「私」の幸せを考えれば、高卒で公務員になり、3世代、4世代で過ごすこと。息子の伴侶は同級生で、その親御さんとも知り合いであること。という高度成長期以前の家庭です。それが多くの人の幸せです。と、分かっています。が、狭間です。
アカデミックの大学進学が同世代の半数というのはどう考えても多すぎます。幸せを保証するのは偏差値ではなく、家族仲良く健康であることです。
願わくば、息子が旧時代の呪縛から離れて欲しい。伝えるべきことは伝えました。
■ [大事なこと]変わる
物事は大抵、自分が願うほどではないが、自分が恐れるほどにはならないと思っています。子どもたちの人生を考えると、恐ろしくなります。しかし、ある程度、楽観してもいいのかもしれないかなと、思うのです。
これから5年以内に、職員室の人が大幅に入れ替わります。新たに職員室に入る人は、私が享受した職員室の教育力を期待できません。これは20年ほど前から起こっていました。それに対してTOSSが手をさしのべた。しかし、今の若い人が教える子どもたちと保護者は個別最適化を求めます。したがって、全ての子どもに一律のマニュアルは通用しません。子どもたちに個別最適化を許す教育が必要なのです。それを理解した若い人がどんどん生まれている。
同時に、若い人が潰れると、学校が動かないことを理解している中堅がいます。その方々は子どもあしらい、保護者あしらいがうまい。だから、自分の授業だったら従来型でも大丈夫です。しかし、若い人が、今すぐそれを習得できないことも知っています。だから、自らが『学び合い』にトライしている人もいます。
日本で最も小さい国立大学の一教師が始めたことがこれほど広がること自体凄いことだと思います。
■ [大事なこと]イエナプラン
昨日の呑み会で、「『学び合い』はイエナプランを実現するための途中過程だと思っていました」とおっしゃる方がいました。それに対して「あなたの知っている、一番しんどい子どもを思い浮かべて下さい。その子がいるクラスでイエナプランで対応できますか?」と。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20140325/1395738014