■ [大事なこと]業
少なくとも上越教育大学では、ゼミ生を指導することの個人的なメリットはありません。
ゼミ生を多く指導するからと言って給料は「びた一文」増えません。過去の人事で、ゼミ生の多寡が昇任人事に関わった事例を知りません。
一方、出費はかさみます。ゼミの飲み会、ゼミ生が参加する全国のお客様が出席する飲み会への「ご芳志」は年間50万円弱かかります。もちろん私費です。
ゼミ生がいなければ、『学び合い』に否定的な方々と関わらなくてすみます。
ゼミ生集団はありとあらゆる課題を主体的に解決しています。でも、そもそもゼミ生がいなければ「課題」は存在しない。日本全国の仲間と仕事をすればいい。
ということデメリットはないのです。
でも、私に学びたい人、我が同僚に学びたい人の望みは叶えたいと願います。
ということで、毎年、ぶっ飛んだことを学生さんに語ります。ゼミ生からは「また、ぶっ飛んだこと言うから引かれる。言わないでください」と言われますけど、結局、言います。私は私ですから。
なのに、多くの尊敬すべき同僚の中で私を選ぶ学生をみると愛しいと思います。業です。