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2019-05-16

[]50年後 21:42 50年後 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 50年後 - 西川純のメモ 50年後 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ふと、思います。今の授業を改善する言説はあります。しかし、子どもたちが老人になった時の幸せと今の授業を繋いている言説を『学び合い』以外にあるでしょうか?

[]セオリー通り 21:34 セオリー通り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - セオリー通り - 西川純のメモ セオリー通り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ゼミ生から研究のことを相談された。

 第一の質問は、「子どもに任せた、どんなことが起こるか分からない」との質問。私は「私は君たちに色々なことを任せている。色々な問題が起こるだろう、で、君たちはどうする?」と聞きました。ゼミ生は、「みんなで集まって相談する」とのこと。私は「子どもも同じ」と話しました。

 次に、「子どもたちが学び合っているとき、自分もその『学び合い』の中に入るべきだ」と言うので、「私が君たちのゼミに参加したら嬉しい?」と言えば、首を振ります。「そうだよね、君たちのゼミに参加したら、何かを決めるごとに私の顔色をうかがうだろう。」と言いました。

 ゼミ生は私が本に書いているテクニック的な『学び合い』を『学び合い』だと思います。ま、しかたがない。でも、あれは入り口です。入門者が安心して、『学び合い』に取り組むための入り口です。でも、やがて『学び合い』を身体化すればテクニックがなくなります。

 ゼミ生が、「子どもたちに任せてどうなるか分からない」と言ったとき、「君は西川ゼミという『学び合い』にどっぷりとつかっている。だから、私の立ち位置を思い出せばいい」と言いました。20分間ぐらい話すと、納得してもらえました。

 『学び合い』が身体化すると、空気のようになります。

[]授業 14:33 授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業 - 西川純のメモ 授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 心を込めて講義をすると、研究室に戻ると虚脱状態になってします。エネルギーを消費します。でも、心地よい。