■ [大事なこと]理科教師
私は本来、理科教師です。でも、普通は封印しています。私の教え子が理科を担当しているのですから。
おそらく、多くの人は私が理科教師であることを知りません。でも、たまに学生さんから理科に関することを聞かれると、嬉しくて嬉しくてしょうがありません。『学び合い』のセオリーに反するかもしれませんが、とにかく楽しいのです。
業です。私が理科教師であるという業から逃れられません、老後は、高校の非常勤講師になるのもいいな、と、ふと思いました。
■ [大事なこと]ヴィジョン
ゼミ生から質問を受けました。多くの人には意味不明の会話です。
ゼミ生:『学び合い』がキャズムを超えた時点で広がるのはわかりますが、その時点でイノベーターやアーリーアダプターは離れるのではないでしょうか?
私:キャズムを超えた時点でコモディティ化が進む。だからイノベーターやアーリーアダプターの人はコモディティとして使い続けるよ。
ゼミ生:どういうことですか?
私:例えば、スマホを考えて。最初のスマホユーザーはイノベーターだった。キャズムを超えた後、イノベーターの人はスマホを使わなくなった?そんなことないでしょ?ようは、その時点でスマホはコモディティになっている。つまり、キャズムを超えたら『学び合い』はコモディティ化している。だって、私がそうでしょ?
ゼミ生:なるほど。
私:私が最近、『学び合い』のテクニックレベルのことをSNSで発信している?
ゼミ生:していません。
私:私はへんちょこりんのイノベーター。だから、その役割を果たす。同時に、アーリーアダプターの人やアーリーマジョリティの人のためにできることをしているよ。でも、私は理科教師、本性としてはレイトマジョリティであり、ラガートだから。
以上、経営学等の教育村以外の本を読んでいないと意味不明の会話です。ま、西川ゼミに所属する意義はこのレベルの意味不明の会話について行き、そして、日々のテクニックとつなげられるかです。繰り返しますが、私は一斉指導がうまい。でも、そのうまさの根源はヴィジョンです。ヴィジョンがあれば教材の知識も栄えるのです。