■ [大事なこと]育ち方
私の両親は早くから親を亡くしました。それ故、中学までは成績はよかったのですが、中卒で社会に出ました。それ故、本を読むことはいいことだと思っていました。
私は友達のできない人でした。だから、本を読むことが楽しみでした。中学校頃にはわかりもしないカントやヘーゲルを読みました(全然分かりませんでした)。いろいろな本を読みました。本はいくら買ってもお金をくれた両親でした。
読みあさりました。夏目漱石、太宰治、ヘッセ、スタンダール、ゲーテ、レベルのスタンダードな本は一通りよみました。おそらく、著名著者の文庫本は読みあさりました。和訳の法華経、正法眼蔵、聖書の外典、悪魔学まで読みました。そして亀井勝一郎の信じたいけど、信じ切れない姿に共感を得ました。
が、こんなことで受験成績は得られません。大学2年冬に初めて校外模試を受けて、英語の偏差値が27という結果を受けて、受験勉強をしました。そして、なんとか筑波大学に滑り込みました。
親として息子に受験の効率のいい方法を教えます。もし、高校1年からこの方法を知っていたら、東京大学に入れたと私は思っています。でも、あの馬鹿げた乱読があるから、今の私がいます。でも、我が息子にはそれはできません。リスクが大きいから。