多くの人が誤解していますが、文部科学省に小中高の学校に絶対的な権力はありません(大学にはありますが)。だって、予算に関しては厳密な縛りがあり、裁量権の余地はありません。できるのは、メッセージ的意味しかありません。
ところが、改良でしたら文部科学省のメッセージ、この根拠となるメッセージを行政の各段階の人が伝えられます。ところが改革でしたら、各段階の人が「今まで通りでいいです」となります。今回の入試改革のぶざまな状態は、結局関わる人が改革の意味を分からない人が説明したからです。
ということで、行政のあらゆるメッセージは無意味です。多くの予算をかけても、今の教育を維持したいという教員を動かすことは出来ません。だから、無意味なのです。
では、何が大事か。それは行政の外です。もし、行政がいらついて規制をかけているならば、そりゃ本物です。