私は昭和62年に上越教育大学に勤め始めました。それから33年間たちます。その中で大きな節目が2つありました。
第一は平成12年度です。その頃から『学び合い』研究に本格的にシフトしました。そして教師用図書を書き始めたのもこの頃です。
第二は、平成19年度です。それまでは毎年ゼミ生を卒業・修了させるとき、ネバーランドに取り残されたピーターパンの気持ちになりました。毎年、年度の終わりにブログにそのことを書いていました。ところが平成19年度の最後に、そのように感じることはありませんでした。その頃になると『学び合い』のネットワークが急激に拡大し、西川ゼミの方が自然な学びの場だと思えるようになったからです。
今年は第三の節目かもしれません。毎年、年末年始に妄想を書いていました。ところが今年はそれが書けません。なぜなら、私の思い描くことは妄想ではなく、リアルな計画に思えるのです。私の思い描いていることは現状の学校教育の再構築です。きつい言葉で言えば積極的な破壊です。もちろん、地方大学の一教師の出来ることは限られています。でも、出来ることはあります。それを淡々とやります。これが年末の妄想(?)です。