『学び合い』群馬の会で話したことをざっくりとまとめるならば、時代を変えることを出来るのは「あなた」だということです。
文部科学省は変えることは出来ません。いや変えてはいけません。文部科学省が出来ることは自己再生産です。新しい教育を求められている一方、それ以上に今の教育を保証することを求められているのです。例えば絶対王政を維持しながら、民主国家に移行することが可能だと思いますか?無理ですよね。それと同じことをやっているのです。具体的には基礎的・基本的な学力の保証した個別最適化がそうです。
ということで文部科学省の言っていることは全てスルーです。どうせ、最終的には骨抜きにされますから。
では教育委員会、校長はどうでしょうか?意思と覚悟のある知事、教育長、校長はいます。が、圧倒的大多数の知事、教育長、校長は普通の人なのです。だから、次の次の知事、教育長、校長になったとき、改革が残ると思いますか?教師だったら、校長が替わると見事に改革が無くなることを知っていますよね。
では、だれが教育を変えるか?
それは顧客である子ども・保護者です。
では、教師は何が出来るか?
顧客によりよい選択肢の情報を与えることです。それをする教師は知事、教育長、校長よりも権力者です。
ということを語りました。
追申 『学び合い』実践者に対して、今は首をすくめていることを勧めました。『学び合い』を実践しているならば、今の教育でも個別最適化の教育は出来ます。子どもたちに仲間を与えることが出来ます。定時で帰り、家族との時間を持てます。病休で学校が動かなくなっても合同『学び合い』でなんとでも出来ます。やがて崩壊します。そのときに速やかに再構築するときの「種」になってください。