ハラスメントの定義が難しいです。色々あるけど、結局、中・長期の継続性と受け取る側の不快度によって決まると思います。
でも、不快度は測定不能です。ある人には不快で、ある人には不快でないことは多くあります。この曖昧性がハラスメントを生み出す土壌だと思います。
私はハラスメントの本質は、不快に思っている人がそのことを言えないことだと思います。だから、エスカレートする。でも、人間社会では上下関係、権力関係はあるものです。だから、大事なのはその人から離れる権利を保障することだと思っています。
と思っているのです、私の所属する組織の制度設計をする際に最も大事にしたのは、そこです。つまり、時間をかけて指導教員を選べるようにしました。そして、指導教員を変えることの権利を保障しました。異動にあたって教員の同意は不要なのです。だから、私の所属している組織においてハラスメントはありえません。嫌なら、異動すれば良いのですから。
追申 これがうまくいっているのは、メンバーが同僚を尊敬し、問題があっても、相性の問題だと分かっているからです。