現在の『学び合い』実践者が、SNSで自らの実践を発信したら。1年以内、教育は変わる。ただし、毎日、発信したら。
キャズム理論に基づけば、16%の顧客が選択肢、マジョリティが使えるホールプロダクトが用意されているならばパンデミックは起こります。ホールプロダクト、即ち、『学び合い』に関しては多種多様な書籍、『学び合い』の会は用意されています。だから、マジョリティが納得する16%の顧客がポイントです。
現在、小中高の教師の総数は70万人です。だから、その16%である11万2千人が『学び合い』の実践者になればパンデミックは起こります。最近、スタートブックの13刷が決まりました。累計で約3万部弱です。それでも11万には足りない。
が、マジョリティの人々が、周りの人が『学び合い』をやっていると認識するのは統計データではありません。相対的に若い人たちは何をつかってトレンドを知るでしょうか?
それはSNSです。
さて、SNSで自らの教育実践を頻繁に発信している人はどれほどいるでしょうか?勤務校でいますか?まあ、いないでしょうね。では、同じ市でいますか?いたとしても、数人でしょう。つまり、多めに見積もっても100人に一人なのです。つまり、1120人の人が頻繁に自らの『学び合い』実践をSNSで発信し続けたらパンデミックは起こるのです。47都道府県で割れば24人なのです。
あなたが毎日『学び合い』の実践を発信し、あなたの都道府県の23人が同じことをすれば日本の教育は変わるのです。難しいことではないはずです。『学び合い』をしていれば、子どものことがよく見えます。毎日、毎日、笑えるような、嬉しくなるような子どもの言動を得ることが出来ます。それを自慢すれば良いのです。
ゼミ生に言うことです。
私は日本で一番小さな国立大学の教師に過ぎない。君との違いは殆ど無い。ただ、私は二十年間、ほぼ毎日、情報発信をしている。そこが違う。君が5年間、毎日、情報発信をすれば、必ず数千人以上のフォロワーが生まれるよ。
と。
日本を変えるには権力者である必要はありません。同じ思いを持ったみんなでやれば良いのです。ただし、自分の出来るちょっとしたことを毎日やり続ける。それがポイントです。