文部科学省出身の熊本市教育長が文部科学省の通知の読み方を発信しました(https://endohiromichi.hatenablog.com/entry/2020/04/26/233208?fbclid=IwAR2MtwT6ERdQ2ev9vQ7qlBa202Ulu-5lehl6-aYnm0J97OkuwsEysle6qm8)。内容自体は私の過去のブログにも書いたものと同じです。しかし、私のような野人ではなく、公人がそれを明らかにするのにはビックリします。
以下を理解するには、まずは教育長の内容をお読みください。
中央省庁の官僚は法規を読んでいます。基本的に都道府県教育委員会に命令する権限はないことを知っています。命令する場合は法で明らかにする必要があります。だから通達は「助言」以上の意味はありません。だから、よく読めば「そうすべきですよね」という意味なのです。そう考えれば、実は通達は全部黒塗り、つまり無視することも可能です。
じゃあ、通達にはどんな意味があるかといえば、後ろ盾だと思います。つまり、都道府県教育委員会がある判断をするとき「文部科学省の通達に基づき」という言い訳が使えるのです。そういう意味では黒塗り部分は無いのです。使いたいところを使えばいいのです。
つまり、通達を命令と考えるのではなく、ツールとして使えばいい。
という考えの教育委員会はほぼ無い。それが残念。