私はゼミ生に対して『学び合い』のテクニックを使ったことはありません。率直に語る、それをどう思われるかは考えずにです。それで問題なく進みます。
私は5代以上続いた江戸っ子です。江戸っ子は削る美学を持っています。プラスするのではなく、極限まで削ることが粋という世界です。それは私の美学です。『学び合い』を実践する方々は色々な実践をします。それでいいのです。私は削ります。そうすれば、子ども(私の場合は学生・院生)は自分の頭で考えます。
任せた後に、自分の出来ること以上のことを子どもたちがやると、震えるほど嬉しい。構成的な授業をしている人には味わえない醍醐味です。