これから学校が再開されたとき、私立学校の校長先生は大変だな~っと思います。
もし再開して感染が起こり、結果として健康・生命に関わる事故が起こったとき、公立と私立は大きく違います。
もし、訴訟が起こった場合、都道府県が相手です。よほどのことがなければ校長個人が訴訟の対象とはなりません。私立学校の場合、その責任は校長です。訴訟は校長である可能性が高いです。「教育委員会の指導により」とは言いづらいですよね。
もう一つです。国家賠償法という法律があるため、公立学校の事故の場合、国が賠償してくれます。しかし、私立はそうではありません。
もし、保護者が感染が心配だから出席を控えたいという希望があったとき、出席に扱いになるでしょう。しかし、学校に登校しない子どもの学習の保証がなされないため出席をしたとします。もし、その子が感染し、その子の家族(持病持ち)が感染した場合、校長はかなり大変な事態になるでしょう。
そのとき、「周りの学校もそうしている」という理屈が通るとは思いません。