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情けない

 本日の朝のニュースをみて、心の底から情けなくなりました。

 ある小学校では休校中の子どもの学びを保証するため、保護者がオンライン授業、ホームルームをやっているのです。私が情けなくなったのは、それに関しての校長先生のコメントです。ただし、一言加えますが、その校長先生個人の問題ではなく、そういうのが普通の現在の学校教育の現状です。だから、ごく自然に出た言葉です。

 学校には教育機会均等をはからなければならないので直ぐには対応できないからありがたいというという内容でした。

 私は思いました。

 教育機会均等をはかる気があるならば、長期病欠児、不登校児に対する教育機会均等のために何をしていたの?もし、それを本当に願っているならば、オンライン授業は当然視野の中に入っているはずではないの?

 と思いました。つまり、教育機会均等を理由にしている方々は詭弁を弄しているのです。ようは何もしない免罪符として教育機会均等を使っているのです。そうであるか否かは、長期病欠児、不登校児に対して通学時と同等の教育の提供をしているか否かです。していないならば、「学校には教育機会均等をはからなければならないので」という言葉を使って欲しくありません。

 直ぐに出来ない?緊急事態宣言が出てから49日間あります。その前から学校を平常に開けないということは、2ヶ月以上前から分かったはずです。それで出来ないとしたら、どれだけ必要なのですか?コロナ対策でそんな余裕はどこにありますか?

 オンライン授業だったらやる気になったら2週間で出来ます。だって、アマチュアの保護者でさえオンライン授業をさっさと実施しています。

 校長の中には、文部科学省が、都道府県教育委員会が、市町村教育委員会が、と言って、だから出来ないという方がいます。

 すみません、校長なのに法規を読んでいないのですか?とお伺いしたい。法規上、校長に権限があります。もちろん教育委員会には指導権があります。しかし、教育方法、教育内容に関しては教育委員会には助言しか出来ないのが文部科学省の理解です。

 もちろん、法規をあまり読まない市町村教育委員会レベルだと、それを理解していないで指導権を振りかざすかもしれません。しかし、現状の教室がかなり危ない環境であることは論理的に示すことが出来ます。そして、穏やかに「子どもの健康・命を守るのが私の職責です」と校長が言い放っち、それを繰り返したとき、それを覆すことが出来る教育委員会はありません。何故なら、本格的に命令を出せるためには、法的根拠を示さなければならず、そんなものはありませんから。あまりうるさかったら、都道府県教育委員会、文部科学省に問い合わせれば、校長の判断を支持するはずです。

 つまり、これから起こる、組織的な児童虐待の責任は、文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会の責任ではなく、校長の責任です。

 支配者の無能は罪です。

追伸 その学校のPTAの人達は、心の底から学校の先生を馬鹿にしているでしょう。