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学校長へ

 校長先生へ。大事なことだから、繰り返します。

 最近、お上からの通達が迷走していると思いません?以前は厳密な基準を設けていましたが、曖昧になってきたでしょ?「結局どうしたらいいの?」と言いたくなると思いません?

 学校現場の悪い癖で、直ぐに「どうしたらいいの?」というKnow Howに走るのです。大事なのは「何故?」というKnow Whyなのです。では、何故、曖昧になったのか?それは厳密な規準を設け、それを実施したら子ども達が耐えられないであろうことが分かり始めたのです。だからといって現実的に可能な方法を明示すると、感染を避けられないのです。つまり、「あんたの言ったとおりやったら感染が広がった」と攻められるのが嫌なのです。だから、言質を取られないように細心の注意で訳の分からない通達を出しているのです。

 ということを分かれば校長としてどうすればいいのかがハッキリします。お上が言質を取られないお達しならば、校長が何をやってもお上からお叱りはありません。だって、自分の言質を取られない文章なのですから、人の言質もとれないのです。ね、安心したでしょ?

 ただし、これは対お上に対してです。保護者は別です。

 勉強の遅れなんて気にしなくていいです。私は中学校3年間で3日しか通学していない子が、「中学校課程を卒業した」と書いてある卒業証書を持っていることを知っています。大事なのは命です。

 まず、お上のことは一度忘れて、現実的に出来ることをしましょう。それも一律ではなく、管下の職員の一人一人が出来ることを提案させ、実行することを許しましょう。もし「一律でなければならない」ということを言う人がいたら、「一律に出来ることまで限定することが子どものためか?」と問うて下さい。その上で、先行する先生から、それを試してみたい教師にサポートさせるのです。

 保護者には、率直に現実の教室の感染リスクは高いことを語りましょう。その上で、子どもに基礎疾患があったり、同居家族に基礎疾患があったりする場合は、登校しなくても欠席にしないことを伝えます。その上で、オンライン授業を提供することを伝えるのです。もちろん、現状でオンライン授業が不可能ならば別の方法でも結構です。なお、自宅での学習の他に、教室外のスペースで学校の危機・ネットワークを利用した学習も可能であることを伝えるのです。

 私が校長だったら、子どもと家族の命、我が身(最悪、民事訴訟になりますよ)のことを考えて、明日の月曜日に直ぐそれを保護者に伝え、選択する調査をします。

 まあ、市町村レベルの教育委員会が何か言ってきたら、「子どもの命がかかっています。」と言い切って下さい。