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一山いくら

 6月5日の文部科学省の通達(https://www.mext.go.jp/content/20200605_mxt_kouhou02_000007000-1.pdf)を読みました。読んでいて、疲れるし、悲しくなります。

 一山いくらという小技の山もりで、理論が何ら感じられないのです。これを教育委員会が読み、同じようなことを学校に流せば学校は思考停止になるでしょう。考えてください。細かい校長が箸の上げ下ろしのレベルまで指示を与えれば、教諭は何も考えなくなるでしょう。教諭には一つ一つの指示の理論が分かりません。だから、膨大な指示の中で矛盾があってもそれを解決できなくなるのです。

 科学哲学の中には観察の理論付加性という考えがあります。一言で言えば、理論があるから、現象が見えるという考え方です。7月に出すオンライン本(https://amzn.to/37dn4nm)私には文部科学省の中に、私と同じようなヴィジョンを持っている人がいると想像します。しかし、その方々のヴィジョンが、膨大な小技の中で見えにくくなっているのです。

 私は膨大な通達、法規の中から一つのストーリーを紡ぎ出し、提案しています。私には膨大な山の中からそれを組み立てられるのは、私は理論があるからです。詳しくは本をお読みください。

 私は残念に思います。

 これからの社会・教育を踏まえて、現今のコロナ対策を考える言説が殆ど無いことを憂います。