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生データ

 基本的に専門家の言には敬意を払うべきだと思っています。ただし、過去に類例のない異常事態においては、その限りではありません。

 2001年に牛肉病が騒ぎの際、某東京大学名誉教授が自信ありげに、「狂牛病の病原体は脳と脊髄にあるので、日本人は食べないところだから大丈夫だ」と太鼓判を押しました。そのため不安がる家内に、大丈夫だといってスーパーで焼き肉を買って食べました。ところが、その翌日になると、同じ某名誉教授が小腸の一部も危ないことを自信ありげに喋っています。「昨日のてめーの言葉を信じてモツを食ったんだぞ」と呪いの言葉を吐きかけました。心配になって翌日、そのスーパーに連絡しました。しかし、その店のモツは、日本の農水省と違って肉骨粉を使うことを禁止しているアメリカ産であることを担当者が教えてくれました。なんと、某名誉教授が脳天気に大丈夫といっているずっと前から、地方のスーパーは調査していました。

 政府は専門家会議の結論だと述べます。しかし、未曾有の事態に関しては専門家も絶対ではありません。生データを積極的に世に出せば、多くの人がチェックします。

 失礼ながら、文部科学省の通達に、どれほどの科学的根拠があるのか、心配しています。通達から感じられるのは、「訳が分からないから、思いつく限りのことを全部やりましょう」という以上の知恵を感じられません。しかし、あるのかもしれません。だったら、それを検証できるデータを示して欲しい。そうすれば、二酸化炭素の拡散データによって飛沫の飛散を論じている文部科学省の通達の誤りが、私のような素人で指摘できます(https://www.jun24kawa.com/entry/2020/05/24/205640)。