矛先

　ある方の投稿によれば『知人の経営する飲食店に大学生から電話が入り、「60名で飲み会の予約とれますか？あ、コロナに感染しても、俺たち気にしませんからー」とのこと。。。』ということがあったそうです。あくまでも伝聞、の伝聞です。しかし、周りの人を見てもさもありなんという方がおられます。
　今度のGoToキャンペーンで東京が除外されたことに憤慨されている東京の方も多いでしょう。気持ちは分かります。しかし、怒りの矛先は東京を除外することを決定した人でもなく、東京以外の道府県の人でもないと思います。少なくとも私が東京に在住していたらそう思います。
　多くの日本人が様々な対策をして感染防止策をしています。しかし、それであっても感染する人がいる。致し方のないことです。だから、感染者を責めるつもりもありません。明日は我が身かもしれません。
　でも、現在、東京の感染者の多くを占めているのは、新宿や池袋の夜の飲み屋での感染者です。その業界の方々には申し訳ないですが、今の状況で「行くべきですか？」と申したい。もしかしたら、先に挙げた事例のように「仮にかかっても私は若いから軽症だから」という自分だけのことを考えての判断ではないでしょうか？
　私だったら、そのような判断をする方々に怒りが向く。
　東京の大学で学んでいる息子が帰省したいと連絡していました。しかし、帰省になんらかの必然性が無いのです。新潟県は不要不急の県をまたぐ移動を自粛するような要望が出ています。だから、心を鬼にして、「今回」は諦めるよう伝えました。
　息子に会えないのは悲しい。そして、「愚か者ども」に対する怒りがわく。